3月の震災から、もうすぐ2ヶ月。 
主人の実家のある海沿いの小さな港町は
町が丸ごと津波に飲み込まれ 
住民の多くが命を落とし 
潮風の漂うのどかな町並みも、 
ふたりで歩いた実家やおばちゃんちへの道も、 
美しい海を眺めながらふるさとに向かう線路も、小さな駅も 
何もかもなくなってしまった 
日々伝わってくる甚大な被害状況に、涙も枯れ果てた 
どうすることも出来ず、ただ祈るだけだった 
ネットの力はすごいね 
Googleの消息情報から、主人のお母さんと弟さんが無事であることを知り 
飛び上がるほど嬉しかった 
そこで情報提供をしてくれた、お母さん方の従姉妹さんと
メールで連絡が取れるようになった 
それが3月の17日あたり
避難所の場所までわかっていたけど 
その後はどうしているのか 
うちの電話番号なんて覚えてるはずもないし。。。 
元気に生きていてくれていることを願って、私たちも毎日を淡々と過ごすのみだ 
数日前に 
主人宛に従姉妹さんからメール 
なんと、彼女の両親(母親が主人の母の妹にあたる)が 
車で会いに行ってくれたんだそうで、親戚共々元気だったとの報告 
さらに、主人のお母さんが今持っている携帯の番号も知らせてくれた 
日曜日 
母の日 
電話をかけてつながった 
ほんとうに、ほんとうに、よかった。 
