もう何度目になるでしょうか。

私にとって、この催しは1月の風物詩になりつつあります。

日本ろう者劇団(http://www.totto.or.jp/jtdtop.html )による手話狂言

今年でなんと30周年とのこと!
滅多に足を踏み入れることのない国立能楽堂に、決まって足を運べるっていうのもうれしい限りです。
手話狂言は、ろう者の俳優が狂言の所作に手話を加えたものを舞台上で演じ、
30年間ご指導をされている三宅右近先生はじめ、
三宅狂言会の狂言師がその場で声の出演をします。
耳の聞こえる人も聞こえない人も、一緒に楽しめて理屈抜きで笑いあえる、
そんな懐の深さを持ってるんですね。


つまずいたって、起きればいいよ。
今年も元気な黒柳徹子さんのおはなしから始まり

1文相撲
2井杭
3釣針

の三曲が演じられました。



1偉そうにしてるのに世間知らずで教養のない大名
お相撲しながらも、お相撲の書物首っ引き←でも、漢字が読めないっていう設定がまた笑える!

2いつもボクの頭を叩く(可愛いからだって言われてもたまったもんじゃないやい!)ご主人と、怪しい占い師をぎゃふんといわせちゃうぞ!

3西宮の夷さんに願をかけたら嫁さんが釣針で釣れちゃうって?
しかも見目のいい、17~8歳がいいですって?
まー身も蓋もない(爆)
釣れた嫁さん、いざ顔を見たら。。。

ざっとこんな感じのお話で、今回も楽しく大笑いして観てきました。

。。。チケットを手配してくださった、狂言師の友人キンキンさん。
ちょい役で出てきますよって言ってたから、どこに出るのかなーと思ってたら、「釣針」で釣られる三人の腰元のうちのひとりでした(笑)
頭から布をすっぽりかぶっててセリフも顔出しもないから、三人並んでるどれかもわかんない( ̄Д ̄;;
何番目の腰元だったのかな???

キンキンさんは舞台上で後見としても働いていて、素敵な袴姿を見ることが出来ました。
今日はありがとうございました、お疲れ様でした。