週明けから体調が悪くて、やる気も根気も失せてしまっていた私ですが・・・
どうにか回復の兆しが。お腹すいてきてごはんが美味しいし!(単純!)
今日はまっすぐ帰ってジャンさんと晩ご飯。
さて、今年の夏は本当に過酷な暑さですよね・・・ピアノ弾きとしてのモチベーションまで、この暑さでやられてしまったようで。
いっこうに譜読みが進まないし、繰り返す根気も出ずに汗だけが噴き出してくる。
そこに体調不良が重なって、精神的にも弱気モードに。
しかし、これではいかん。
モチベーションアップのためには、まずいい音楽を聴くことかな。
今はピアノの小品のような作品の譜読みをしているので、その曲を含んだ曲集を買ってみました。
メジューエワ/特撰!ピアノ名曲150<1> エリーゼのために/ジムノペディ
↑ おなかいっぱい、素敵な2枚組。定番な名曲の中に、さりげなく坂本龍一「エナジーフロー」とかマーラーのアダージェットのピアノ編曲版なんかが入っていて、なかなか面白いのよ。
↑ メジューエワの他に、田部京子、A.シフ、M.ベロフ、及川浩治、M.ダルベルトなど名だたるピアニストの演奏が聴けます。
こんなピアノ名曲集みたいなのって、ホントにちびっ子の頃にカセットテープ(!)で聴いたきりだなぁ。
愛の夢とか、ノクターンとか、エリーゼのためにとか。。。テープがすり切れるほど繰り返して聴いたもんだ。
自分用に買ってもらったカセットデッキの回転数が微妙に遅くて「音が低い~」とか疑問に思いながら聴いてた(笑)しかもモノラルだわ!!
この頃は、周りの大人たちから「今にもっと手が大きくなるからね~」となだめすかされ(笑)自分もそう信じてましたねぇ。残念ながら大きくならなかったけどw
ま、そんなことはともかく。
このメジューエワというひとの演奏が、実に清冽でうつくしい。
春にショパン前奏曲集に取り組んだときには、ポゴレリッチの刹那的な破壊力にすっかりノックアウトされつつ繰り返し聴いた。
その雰囲気に比べたら、薄味っていう感じ方もあるけど。
でも、飾りを取り除いて音楽の素材の良さだけを、素直に出してくるようなこのひとの演奏には、何とも言えない後味の良さがあります。
聴き終わった後に爽やかな感動が心を吹き抜けていくのです。
昔聴いたイメージとはずいぶん違うな、と新鮮な驚きと感動を持って聴き直すことの出来た曲もとても多くて、しばらく愛聴盤になりそうですね。
さっそくipodに3枚とも入れておいたので、明日の通勤から頭をピアノモードにしようっと。