昨日5月9日、吉田充里Saxophone Live 【neiro shower vol.4】
無事に終了いたしました。
たくさんのお客様にお越しいただいて、出演者一同感謝の気持ちでいっぱいです。
《第1部 The Sound of Chopin》
今回は、おそらく世界初の試み(と思われる)、ショパンのピアノ音楽を
サックス・ピアノ・ドラムスの編成にアレンジしたものを第1部として演奏しました。
マズルカOp7-1
ノクターンOp9-2
24の前奏曲Op28より
1.ハ長調 4.ホ短調 7.イ長調(◎田◆散のCMで有名)
12.嬰ト短調(ト短調に移調して演奏) 15.変ニ長調(雨だれの前奏曲)
18.ヘ短調 20.ハ短調 22. ト短調 23.ヘ長調 24.ニ短調
初めて3人でリハーサルしたスタジオで
じゅりさんが、「こんな風にドラムを入れて欲しいんです」とあたまのなかのイメージを話すと、
英貴さんが試行錯誤しながら即座に合わせていく、そのプロセスからたまらなく刺激的でした。
ピアノとサックスを合わせた時点でも、なかなか面白かったのですけど
ドラムスが入ると「この世界はいったい何??」って面食らっちゃいましたよ初めは。
こんな面白い音楽、誰もやってないよね?
自分がここのメンバーであることに、非常に誇りを覚えました。
はじめは鳩が豆鉄砲(笑)状態だった私も、練習が進むにつれて「こうしたい」っていう欲みたいなものが
だんだん出てきて、弾けば弾くほど面白くなる、そんな有意義な準備期間でした。
本番ではじゅりさん英貴さんの魂を削るような渾身のプレイに、こちらも大変触発されました。
テンパってはいないんだけど、演奏そのものにドキドキして汗だくになりました。
23番の天国の歌と共に、私も一瞬意識が遠のきかけましたもん(苦笑)
英貴さんのカウントが一瞬わかんなくなっちゃって「ちょっと待って」って(汗)
うやむやに始めないで良かったよ~。おかげでちょっと気を持ち直して最後まで熱く走り抜くことが出来ました。
いや~24番、私も燃え尽きた気がする・・・。
《第2部 The Sound of Music》
第二部はがらりと趣を変えて、言わずとしれた超・名作ミュージカルの音楽を。
サウンド・オブ・ミュージック
マリア
私のお気に入り
ドレミの歌
もうすぐ17才
ひとりぼっちの羊飼い
エーデルワイス
さようなら、ごきげんよう
すべての山に登れ
この中で「ドレミの歌」を「お客さん巻き込み型」にしよう、と練習中にじゅりさんから提案。
その「あおり役(笑)」に私が命ぜられたわけですよ。一応マリア先生のイメージでね。
いや~調子に乗っちゃいましたが(爆)けっこう楽しかったです。
こんなところで元音楽教員の「歌好き・しゃべり好き」が役に立つとは、ねぇ。
会場のお客さんがすっごく大きな声でみなさん歌って下さって大感激でした。
終わって、打ち上げ。
打ち上げの時も、いろんな話が出来てとっても有意義に過ごせました!
ネットではちょこちょこ交流していたお友達に、リアルで初めてお会いできたり!
そんな帰り際
お別れにみんなと握手して
英貴さんが自分をハグしてくれて「ありがとうね~」と言ってくださったときに
なんだかこれまでのライブ準備にかけてきた自分の思いとか
私、こんなに真剣に音楽に向かい合えるのってなんて幸せなんだろ、とか
じゅりさん英貴さんの音楽への情熱とか
いろんないろんな感情が頭の中からばーっと急に噴き出すようにあふれ出てきてしまい、
(自分でもびっくりしたんだけど)涙が止まらなくなってしまいました。
急に泣き出した私をみんなはびっくりして見てましたが、
英貴さん、じゅりさんが泣いてる自分をぎゅってハグしてくれて
そのあとは両手に英貴さん、ボサノヴァ歌いYKHMさんの大きな手をがっちりつないでいただいて、
私の乗る地下鉄の駅まで歩いて、私、子どもみたいにうれしかった。
みなさんホントにありがとうございました。
地下鉄の改札前で
「これからがスタートだからね!vol.100までやるよ!」
じゅりさん英貴さんの力強いお言葉とあったかい握手、優しい笑顔に見送られて、
心底幸せな気持ちで家路についたのでした。