五臓六腑とは、
中医学において用いられた分類であり、
季節に応じて養生するポイントでもあります。
従って五臓(肝・心・脾・肺・腎)は内臓
そのものではありません。
春・・・・・・肝を養生する
夏・・・・・・心を養生する
長夏(梅雨)・脾を養生する
秋・・・・・・肺を養生する
冬・・・・・・腎を養生する
今(梅雨)の時期は脾の養生をすること
がポイントとなります。
脾には『消化吸収機能を担い、栄養を
取り込み、血を調節し、水分や不要物
を排泄する』働きがあります。
つまりこの時期は、
「消化器の働きが弱まり、むくみやすい季節」
ということになるのです。
こんな時は、脾を健やかにする米・芋類、
利尿作用のある豆類・瓜類の食材を摂り、
むくみを促進する砂糖の過剰摂取を避ける
のが効果的です。
お料理などには砂糖の代わりにみりんを
使いましょう。
薬膳茶としては「黒豆茶」や「コーン茶」
がお勧めです。
旬のとうもろこしは、冷凍品や缶詰ではなく、
生のものを食しましょう。
とうもろこしのひげにはむくみ、糖尿病、
高血圧などに効能があるとして漢方薬にも
使われています。
乾燥させたり揚げたりして(もちろんその
ままでもOK)スープやサラダなどに
入れて食べましょう。