毛髪の構造と働き | 名古屋~足と脚の自然療法ケアサロン@歩こ&歩こ

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靴と歩行から足を見直して元気よく歩こう♪
それが自然療法フットケア


昔から「髪は女の命」ともいわれるように、毛髪は見た目の
印象を大きく左右
します。
美しい毛髪を保つために、正しいヘアケアを行いましょう。




毛髪の構造と働き


毛髪の太さは、直径0.05~0.15mm程度で、25~30歳頃から
徐々に細く
なっていきます。


毛髪の断面が円形だとストレートヘア、卵型や楕円形の
場合は癖毛になります。



毛髪は「毛髄質」「毛皮質」「毛小皮」で構成されています。




~毛髪の特徴~


◆毛髄質◆
  毛髪の中心にあり、やわらかなタンパク質が主成分


◆毛皮質◆
  タンパク質の一種であるケラチンが主成分
  含まれるメラニン色素の量や種類で毛髪の色が決まる


◆毛小皮(キューティクル)
  硬いタンパク質でできた透明なうろこ状のものが
  4~10枚重なっている
  外部の刺激から毛髪の内部を守る




毛髪に当たった光がキューティクルの表面で反射
すると、白く輝いて見えます。 これを表面反射光
といい、健康な毛髪の表面はキューティクルの表面が
整っていて、輝きがはっきりと見えます。


これを「天使の輪」と呼びます。



毛髪は、皮膚から出ている部分の「毛幹」と皮膚の
中にある「毛根」に大きく分けることができます。


毛根の部分の毛髪は生きていますが、一般的に
髪の毛と呼ばれている毛幹はすでに死んだ細胞
できています。


そのため毛幹は自分で修復することができないので
傷めないように心掛けること、傷んでしまったら進行
させないように丁寧にケアする
ことが大切です。



また毛髪には、頭や頭皮を守る役割があります。


ぶつかった時、毛髪がクッションとなったり、脳を
暑さや寒さから守って、脳の損傷を防いだりするほか、
体にとって有害な物質を毛髪や汗を通して体外に排出
したり、紫外線から守るなどの役目も果たしています。





ヘアサイクル


毛髪が生え始めてから抜けるまでの周期を
「ヘアサイクル」といいます。


成長期、退行期、休止期の3つの段階を繰り返し、
一般にヘアサイクルは5年くらいといわれています。


毛髪は、毛根の先のふくらんだ部分の「毛球」
つくられます。


毛球の下部には「毛乳頭」という窪みがあり、毛乳頭の
周りには「毛母細胞」があります。


毛乳頭が毛母細胞に毛髪を作る指示を出すことで
毛母細胞が分裂し、成長していきます。



1日に伸びる長さは0.2~0.6mmで、1日に80~100本
程度は自然に抜けていきますが、毛穴の中が健康な
状態であれば、抜けると同時に新しい髪の成長が
始まります。


しかしストレス栄養不足などでヘアサイクルが
乱れると休止期を迎える毛髪が増え、新たな発毛が
起こるまでの期間が長くなると、毛髪の数が全体的に
少なくなって、薄い状態
になってしまいます。




美しい毛髪を保つために


頭皮は汗やフケ、汚れが付着しやすく、これらが毛穴に
詰まると健康な毛髪は育ちません。


美しい毛髪を保つためには、毛髪だけでなく、頭皮を
しっかり洗い、清潔に保つことが大切
です。


また、ぬれた髪はキューティクルが開いたままで、
少しの摩擦でも傷んでしまいます。
頭皮がぬれた状態だと雑菌が増殖し、かゆみや
においなどの原因
にもなります。

洗髪したらなるべく早く乾かしましょう。




    ※以上、成人病予防対策研究会発行
     総務省認証・学術刊行物「ほすぴ」
     (予防医学学術刊行物133号)より
     一部抜粋しました。





133号「ほすぴ」は、今回で終了です。
「健康管理士一般指導員」って聞くと、難しそうな
イメージをもたれるかもしれませんが、「ほすぴ」の
内容からもわかるように、日常生活の中での健康
管理に役立つ知識
です。


詳しくは、お知りになりたい方はこちらをご覧下さい。