奈良市【やまなかみゆきピアノ教室】山中です。
この時期、新しい生徒さんをお迎えする反面、お別れの生徒さんもいらっしゃいます。
今日は、思いもよらない生徒さんから『ピアノをやめたい』と言われ、正直面食らいました。
『一番やめない 』、『やめる からは一番遠いところにいる 』と思っていた生徒さんです。
紆余曲折、いろいろなお話合いの上で、やめたい原因やお困りのこと、お母さんの思いなどお聞きした上で、
コードを勉強するのはどう?
という提案をしたところ、
する
という答え。
今までも、作曲をしてみたい、作曲を勉強したい、ポピュラーやジャズを弾いてみたいと言っていた新小学三年生。
低学年だし、もっと基本的なことを身につけて欲しいと思って正統派のレッスンをしてきましたが。。
やめたい を回避するなら、この際、正統派も何もない、
やりたいことをしよう!ということで、『あの本』の登場。
あいにく、在庫を切らしていて、私の書き込みがある本をお貸ししました。
とりあえず、持って帰って、見てもらって、もう一度、今後のことについて、お母さんと要相談。
というわけで、愛は地球を救う ならぬ、
コードは生徒を救う。
1巻 を持って帰っていただいたので、残りの本で↓
そして、コードは、我をも助ける。
偉そうなことは言えないけれど、自分がコードのわかる先生で良かったとつくづく思う。
以前にも長々と書いたことがあるけれど、結局のところ、この 折田先生のご著書 を使って教えるにしても、他の本を使うにしても、自分がコードをわかっていないと教えられない ってこと。
ご著書を教えるのではなく、ご著書を使わせていただいて『コードを教える』っていうこと。
以前『コードは、語学』と書いたけれど、新しい語学を学ぶのと同じ。
英語が喋れないのに、理解していないのに、英語の本を使って英語を教えられないのと同じ。
コードネームの C F G は、新しい漢字を覚えるのと同じ。
C F G は、小学一年生の漢字と同じ、『山』『川』『大』みたいなもの と同じ。
そこから、漢字が増えていくように、コードネームも増えていく。
転回形 とか、C だけど『ミラレ』←テンション入りまくり)とか、ベースが I でなくv にするとかは、漢字にいろんな読み方、特殊な使い方があるのと同じ。
まだまだあるけれど、【やまなかみゆきピアノ教室】ではそのように教えております。
私自身も、まだまだコードやアレンジの勉強を続けている中で、自分の知っていることを 生徒さんに還元出来ればと思います。
今日の生徒さんは、たぶん、今までのテキスト、全部取っ払って、コードとポピュラーピアノに大幅チェンジ 。
生徒さんの求めているもの に応えていけるよう、精進したいものです。