奈良市【やまなかみゆきピアノ教室】山中です。
本日レッスンにお越しの男子大学生。
ピアノするより、アメフトとかバレーボールとかした方がええのんちゃう〜ん?
ってほど、『見上〜〜げてごらん〜♪』な立派な体格の好青年。
それでも、礼儀正しく、めっちゃ真面目です。
教員採用試験を目指すのはいいけど、ピアノ全く弾けない状態で来たお方。
先日、昌先生の新刊講座へ難波のヤマハに行った時も、開始10分前に、
『ここのリズムがわからないので教えてください』って画像付きのラインが来て、私ゃこれから大勢の方々の前で演奏しなきゃいけないのに(@_@) と思ったけど、
送られ出来た画像はこれ。
わからない時ってすぐにでも知りたいんよね、しかも、画像は学校の練習室みたいな感じだし、家にピアノないし、困ってるんやろなぁ。。
どうしようかなぁ、ここでは文でしか説明出来んし、弾いてあげられへんしなぁ。。
と、最初は『タンタタと弾いて、ドーレミ、ファーソファと弾きます』とかって送ってみたものの、これじゃわからんよな。。。って隣の陽子先生とも話して(^◇^;)
そうだ!ピアニカがあるじゃないか!と、この雑踏の中で音出してもわからんで、イケる!って、ピアニカでバイエルを弾いて送信したという( ̄▽ ̄;)
しかも、もう始まる寸前で、後で聞いたら
『それでは、ただ今より。。』っていうアナウンスがBGMに流れる中の録画(汗)
それから、帰宅して、再度ピアノで弾いた画像を送り、区切って弾きますって画像も送り、
最終的には
『これが弾けなくても、わからなくても死なないから大丈夫です』なんて送ったりして(笑)
そんな苦労の末の今日、見事なまでに完璧に弾かれました、バンザイ!\(^o^)/
めでたく次の曲に入り、この辺りからバイエルは、ドミソとシレソのオンパレード、バンバン左手の和音が出てきます。
そこで『コード という便利な武器がある』ということを教えてあげると、
『それを知ったら楽して弾けますか?!』と食いつかれ、
『楽というか、まあ便利に弾けるわね、これから先のピアノ人生が変わると言うてもええよ』と言うと、
『知りたいです!やります〜〜!』と前のめりになり、
『バイエル50番まで来たら、その本もします、とりあえず50番まで頑張ります!』って言われるので、←ここが彼のくそ真面目なところデス(笑)
『いやいや、50番まで行かんでも、やったらええねん、(ガサゴソ在庫確認)あ、あるわ、これ持って帰って。今日言うたこと、全部書いてあるから、50番まで行かんでも最初のとこの説明とか読んでみて、ドリルみたいな書くとこあるし、それやって復習して〜』
と折田先生の本を渡す。
『はい、やります!わぁ〜〜、知ってる曲が弾きたかったんです、バイエル知らん曲ばっかりやし』って、まぁ、当たり前ですな(笑)
というわけで、バイエルをやりながら、コードも勉強することになったピアノ男子。
帰りがけに靴を履きながら、
『うぉ〜〜!めっちゃ面白なってきたピアノ〜〜。よっしゃ!頑張ろ。ありがとうございました〜』
ガラガラピッシャーン←引き戸を閉める音と共に帰って行かれました。
ぅおほほ、私も、おもろなってきましたわぃ( ̄▽ ̄)
食いつきのいいお方には、なんぼでも武器を授け、プレミアムレッスンいたしますぇ〜〜(^_^)v