こんにちは。
奈良市【やまなかみゆきピアノ教室】山中です。
今日から、仕事始めの先生方、お天気もよくて、すがすがしい気持ち…の中、
なんとも、重苦しいタイトル、すみません。
実は、昨日の夕方、バタフライさんの奥さんのお父さまが、亡くなったと電話がありました。
レッスン日の変更?のお話のわりには、どうも様子がおかしいので、どうしたの?と聞くと、とても言いにそうに、話されました。
ピアノも続けられるかわからない…、って、ピアノ買ったばっかりやん。
とにかく、今は、気が動転していて、ピアノどころじゃないだろうし、年末年始ずっと病院で、仕事も休んでるし、なにしろ、肉親のご不幸なんて、初めてのことだろうから、
今は、奥さんやご家族をあなたが、しっかり支えてあげて、落ち着いたらまた連絡するように、と言いました。
電話を切ってから、『そうだ…、喪服のコート 』 って、あることを思い出しました。
先月、バタフライさんが、ピアノを購入するにあたって、私が紹介した楽器店でひと通り展示品を見て、説明も聞いて、その後、奥さんのご実家へ行ったのだそうで。
そこで、奥さんのおばあちゃん (80歳を過ぎてもエステに行かれるハイカラなおばあちゃんらしいです。) が、奥さんとバタフライさんを連れて買い物へ行き
奥さんに、喪服のコートやスーツその他諸々、17万円以上もお支払いをしたんだとか。
バタフライさんが、ひとこと
『 ピアノ見に行ったあとに、すごい買い物して、僕のピアノ、そのお金で買えるやん…って、思って… 』って。
私もその時に、
『 え~っ⁈ 喪服のコート~? 私、結婚して25年やけど、喪服のコートがあったらえぇなと思ったこと、1回もないで~、すごい買い物やなぁ』
って言いました。
バタフライさんも、
『そうでしょ、喪服のコートなんて、使わないでしょ』
って不満満載。
いまどき、冷暖房も完備してるし、喪服のコートなんて、着てたら、脱いだり、持ったり邪魔やん、
とまで言った私…。
でも…、
かねがね、彼女のお父さんの具合が悪い、ということは、伺っていました。
結婚式で晴れ姿を見せてあげれて、良かったね、って言いました。
おばあちゃん、
自分の息子 ( 奥さんのお父さん) の命の長さを…
わかってらっしゃったんだと思います。
孫娘に、喪服のコートをあつらえたおばあちゃん、
どんな気持ちで買い物されたのかな…って思うと、ほんとに、いたたまれないです。
結婚して、初めてのご不幸…という言い方もおかしいですが、
それが、ご両親、お父さまで、初めて袖を通す 喪服のコート。
おばあちゃん、喪服のコートが要る…、ってわかってらっしゃったんだと、それで、わざわざ買って差し上げたんだ、って。
息子のお葬式の為に、孫娘に喪服のコートを買うって、どんな気持ち⁈ って思うと、涙が出てきます。
お祝いの席は、1回限りだけど、ご不幸ごとは、あとあとまで法要が続きます。
実は、大阪柏原のすみれ音楽教室の、すみれ先生から、今月末にある先生の大人の発表会にバタフライさんをお誘いいただいていました。
私と二人で、参加させていただくことをすごく楽しみにしていました。
それは、叶わなくなりましたが、今は、ひとつずつ、乗り越えて、また、ピアノも復帰して欲しいと思います。
喪服のコート…。
今日のお通夜、明日の告別式…。
役に立ってしまうのですね。
おばあちゃんの気持ち…
お疲れ でませんように。
アメンバー限定記事にしようかと思いましたが、あえて、公開にさせていただきました。
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