今日は、ピアノに座るなり王子が言う。
注:王子は小学校1年生。去年の4月からピアノを始めました。
『みゆき先生、学校に○○くんて居るんやけど、‥‥‥‥‥(この間の説明めっちゃ長いので省略)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ピアノなんか女の子が習うもんや、って言うねん

あらま( ̄∀ ̄) 今どき、そんな封建的考えな、お子ちゃまが居てるのねん。
「そんな時はね、野球もできて、サッカーもやって、ピアノも弾ける男子が、かっこいいと言ってやり」
そう言うと
『○○くんは、サッカーもするねん』
「でも、ピアノは弾けんやろ」
『うん』
「王子は、ピアノも弾けて、運動もできるやろ」
『うん、公文もしてるで。でもな、今度、陸上部に入るねん!なっ、お母さん』
と言って、ソファーに座っているお母さんを見る。
「陸上部

『アスリートって、何

「オリンピックに出たり、強い選手のことや」
『うん、金メダルとって、飾るねん』
「そうか

『うん、オリンピック出て、その次は、パラリンピックも出る』
「おやおや、それは忙しいね、金メダルいっぱい取らなアカンなぁ」
『うん、金メダルとって、お母さんに飾ってもらうねん、な、お母さん、飾ってや』
と言って、またお母さんを見る。
王子は、すでに、金メダルを取ったつもりでいる。
今日は、ピアノも上機嫌で弾く。
ピアノの金メダルも取って欲しいと思う みゆき先生である。
王子とみゆき先生の会話は、こんな調子で今日も続く‥。