最近、自分のレッスンについて思うこと。
自分は
『カツオの1本釣り』だな…と。
はぁ

その昔は、『底引き網漁船』で、指導していたように思います。
大勢(グループレッスン)を さぁ、みんな!私についてらっしゃい

がばぁ~っ!と、底引き網を 放して、適当な漁船で、海の底の砂ごと、容赦なく引きずり、目的地に運んでいたような…。
だから、中には、網から外れる魚も居れば、網の中でもみくちゃになる魚も居れば、網にもかからず、置いてきぼりになる魚もいて…。
それでも、根こそぎ、何がなんでも、網からはみ出た魚も、横の小さな網ですくいあげ、脇にかかえながら、
もれなく、全部の魚を期日までに運ぶみたいな…。
今ここで言う魚とは、生徒のことであり、目的地は、次のステップ。期日は、『半年に一冊』というカリキュラム。
で、今は・・・・・。
『カツオの1本釣り』のように、一匹、一匹を丁寧に釣り上げます。
海の底にいるようなカツオも、砂に埋もれて、隠れているような魚も、特殊ルアーをつけ、特製の餌をつけて、糸を届かせる。
そして、大切に丁寧に、釣り上げ、船に乗せるときは、キズがつかないように、傷まないように、ふわふわネットに乗せる。
底引き網のように、たくさん、大量にすくいあげられないけれど、
確実に、一匹ずつすくいあげ、育てる。
底引き網の時は、ただただ、がむしゃらに、何にも考えず、網を放してたけど、
1本釣りは、考えて釣竿をおろし、確実に的を得て釣り上げる。
しかも、自分が持てる分だけ…。
育てられるだけ。
育てられない、カツオを放す生け簀がない…、となったら、きっと、1本釣りをすることを やめるだろう。
今のところ、いつ釣り上がってもいいように、静かに糸をたらし、ゆっくり引き上げられるよう、準備するのみ。
そうしていると、今日の午後、少し糸が引っ張られ、浮きが沈んだ。
保育系大学を目指す高校生。
まだ、引き上げていない。
慌てて、強く引き上げたら、ダメなのよ。
しばらく、特製えさのお味見して下さい。
でも、3年生らしいので、ゆっくり吟味してる暇ないですよ~(^_^)v
