〈祈〉1年… | 奈良市音楽教室【やまなかみゆきピアノ教室】おんぷのつぶやき

奈良市音楽教室【やまなかみゆきピアノ教室】おんぷのつぶやき

音楽教室を運営しながら、同じピアノ教室の仕事をされている先生方との交流を深め、日々、思うことや感じたことを 書きなぐり?ぃぇ、書き散らし?ぃぇ、書き綴ります。無料体験レッスン随時受付中!


今日は、のんびり1人の昼下がり。

子どもたちは、それぞれ遊びに行き、世帯主は仕事…。

テレビをつければ、震災の特別番組ばかりで、なぜか、全く関係のないテレビショッピングにしてみたりする。

『 あの時 』 をもう一度見せられるのは、つらい。

私でも、こう思うのだから、被災された方々の気持ちは、計り知れない…。

がれきの山…という言葉を何度も聞いた。

わが家では、がれきのことを 『 材料 』 と言わせていただいている。

『大切な家や、家財道具だったものを がれき で片付けるのは、失礼だ』と娘が言った時から、わが家では、材料。

昨日も娘が 『 まだ、材料があんな、ようけ(たくさん)あるやん…』と、テレビを見て言っていた。

毎日を 当たり前に暮らす。

当たり前の毎日を 当たり前だと思わずに、当たり前であることに、感謝して、日々を暮らす。

被災地から、遠く離れている私には、自分の無力を感じながらも、祈ることしか出来ない。

今日の行方不明者 3155人。

私が毎日、新聞で見ては、1人でも多くの方が、ご家族の元にお帰りになられますように…と、この数字が、減ることを祈っている。
いつしか、私の日課になった。

確か、見始めた頃は、7600人くらいだった。
毎日、あと少しで、百の位が変わるとか、今日は、昨日と変わらないとか、この数字を見ては思う。

行方不明の我が子を探すために、パワーショベルカーの免許を取ったという若いお母さん。

津波で流された甥っ子を探すために、ダイバーの資格を取ったという男性。

こんな話を聞くと、胸が痛くなる。

捜索隊の方々の、仕事ぶりにも頭が下がる。

でも…、復興も捜索も進んでいない。

今日も、いつもと変わらないわが家。

祈りは、続きます…。


〈祈〉 合掌 …









メモひとりひとりを大切にし、豊かな感性を育てる【やまなかみゆきピアノ教室】