恐るべし母の思い出 | 奈良市音楽教室【やまなかみゆきピアノ教室】おんぷのつぶやき

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音楽教室を運営しながら、同じピアノ教室の仕事をされている先生方との交流を深め、日々、思うことや感じたことを 書きなぐり?ぃぇ、書き散らし?ぃぇ、書き綴ります。無料体験レッスン随時受付中!

今日は、先のブログにも書いたとおり、
母の命日なので、母のことをいろいろと思い出しています。

母は、全く楽器は出来ませんでしたが、 『聴く耳』は、鋭いものがありました。
私が子どもの頃は、私の練習を遠くで聞きながら、

『あの、ひっくり返りそうなとこ、何とかならんの?』

『舌かみそうな、弾き方やなぁ』

『だいぶん、聞きやすなったわ』

などなど、用事をしながら、よく言ってました。

私は、子供心に
『どないやねん…』と思ってましたが…。


私が結婚してからは、うちの家に来た時に、母の大好きな美空ひばりさんの『お祭りマンボ』をエレクトーンで、弾いてあげたことがあります。

中間部の
『お祭りすんで♪日が暮れて~♪』(でしたっけ?)

そこを聴いた瞬間に

『ちょっと待って!そこなぁ、ちょっと違うねんなぁ、どない言うたらいいかなぁ、もうちょっと、こう…』

私『どう違うのん?』

そう思いながら弾いていた記憶が…。
今も、『ちょっと違う』が、わからないままですが…。

母は、私に、どう弾いて欲しかったのでしょう。


その母が、後にも先にも、一回だけ、『エレクトーンに座って弾いた』ことが、あります。

もちろん、ドレミのドも、どこなのか、知らない人です。

私が、『面白いこと、やってみ~ひん?(やってみない)』
と言ったひと言で、

プロフィール写真に写っている手前の黒いエレクトーン、
EL90に迷いなく座りました。

当時は、これが最新機種でしたから、
MDRで、自動演奏を流し、キーボードパーカッションを使って、両手人差し指のみ使うというやり方で。

母には、『天国と地獄』の曲が、自動的に流れ、ココとココとココを教えてあげるから、人差し指で押さえてね…と。

『ココ』の場所は、大だいこ、小だいこ、シンバルの場所でしたが、

初めて聴く『天国と地獄』のド迫力な爆音に、もろともせず、私の先導がよかったのか?(笑)
見事に、『天国と地獄・キーボードパーカッション』を弾ききり?叩ききりました。

恐るべし母。


生前は『翔んでる母』でしたが、

今でも、なんで、あれが出来たのか、

謎です(?_?)


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