今日は、久しぶりに楽譜売場に行きました。
世の中のピアノの先生は、どんな楽譜を使って教えておられるのだろう、
と、思います。
楽譜って、もちろん、この楽譜(テキスト)が、最適だと思って、それを使用する訳ですが、
どんなに、『この楽譜(テキスト)は、優れている』
『この楽譜は、素晴らしい内容』
といわれていても、
いざ、使ってみると、
合わない…

ということが、あります。
この生徒さんには、これがいい、と思って、
また、自分が勉強してきて、これはいい、と思っていても、違う…。
テキストって、薬のような、処方箋みたいだなぁと思う時が、あります。
どんなにいい薬でも、
万人に効く薬でも、
特効薬と言われる薬でも…。
人によっては、合う、合わないがあって、
ましてや、副作用が出るような、薬もあって。
楽譜(テキスト)も、合う、合わないがあって、
それでも、副作用が出ていても、使い続けて…。
昔、『ピアノやめる…

と言って、泣きながらレッスンに来て、 理由を聞くと、
『この本が、イヤだから~

と言われて、
『好きな本はどれ?』
と聞いたら、ハノン1冊だけを手に取り、
『あとは、全部キライ』
と言われ、がく然としたことがあります。
ハノンを残して、後の本を全部変えたら、
その生徒ちゃんは、また、生き生きとピアノを弾き、
楽しそうにレッスンに来るようになりました。
副作用、出まくりだったんですね。
『ハノンだけ』…っていうのも、ショックでしたが

他のお教室の先生は、テキスト選びをどうされているのか、と思います。
楽譜売場で、明らかに『この人、同業者だな…』って人が、
自分の横で、棚から楽譜を手に取った時、
何を取ったのか、気になり、
チラ見してしまうのは、
私だけでしょうか…(^_^;)
【やまなかみゆきピアノ教室】