点滴の思い出
整形と麻酔科の先生と飲み会でした
こんなに楽しい飲みができることに感謝!
研修生活を振り返って
いろいろ思い出して感傷的になっている今日このごろ
心に残る出来事をひとつ
研修医が始まってまもない頃
採血も点滴もろくにできなくて、失敗ばかり
焦りまくる研修医に何回も針を刺される患者さんにとっては、たまったもんじゃないでしょう
メンタル弱めの私は、2回失敗した時点で
諦めてベテランの看護師さんにバトンタッチすることにしていました
その日も、肺がん末期のおじいさんに当然のように点滴を2回失敗
心が折れて、謝りながら看護師さんを呼んで
変わってもらい、その場を去りました
すると、呼び戻され・・・
「俺は痛みに強いから、何回でも刺していい。
何回失敗してもいいから、やってくれ」
と言って、腕を差し出しました
焦りと有難いのと申し訳ない気持ちで、ほとんど泣きそうになりながら、
それから何回も失敗して
痛くないはずがなくて
刺すたびにおじいちゃんの体に力が入るのがわかりました
それでも何回か目に成功して
「入った!」と小さく叫びました
そしたら、
「よかったね。その気持ちを味わってほしかったんだよ。逃げないで頑張ったね」
って笑顔をみせてくれました
思わず涙が出ました
その患者さんは、一ヶ月後に亡くなってしまいましたが
今も私の心には笑顔も言葉も深く残っています
今では、点滴は得意になりました
私もいつかそういう場面がきたときには、絶対同じことをしようと
思っています
こういう気持ちを伝えていけば、世界は平和になるんじゃないか
なんて思っちゃうのは単純かな
心に残るいい話 でした^^
研修
今月いっぱいでこの病院での研修が終わりになります
ほんとは三月までだったんだけど、
病院の問題で、少し前倒しで旅立つことになりました
医局会で皆の前であいさつしたんだけど
私人前でしゃべるの超苦手なんだよね
頭まっしろになっちゃって
なんであんなこと言ったんだろう、とか
あれ言いたかったのに、とか
後から考えると、わ~~~ってなります
なにはともあれ、あと2週間・・・
なんか実感ないなぁ
寂しい・・・
海が近い、といよこしまな気持ちもあってこの病院を選びました
働き始めは、どう動いていいかよくわからず
「サーフィンしに来た子」って認識されて、
誰に会ってもそのことばっかり言われてすごい嫌だったし
何も出来ない不真面目な研修医って思われているって
苦手な内科系が続いたし
何も出来なくて、でも勉強も嫌いで
病院行きたくない日が続いていました
海に行っても、中途半端なかんじで
何やってるんだろう私、みたいな
迷える日々でした
今思うとウツだったなぁ~
研修が進み、だんだん自分の出来る事が増えていって
少しだけど役に立ってるような気がしてきて
先生たちとも、看護師さんたちとも少しずつ話せるようになって
少しずつ毎日が楽しくなりました
毎日アップダウンが激しくて
いまだに自分に自信は全然ないし
努力家でも勉強家でもないけど
それでもなんか、自分の人生の方向性というか
自分に向いている事、
進むべき道が見えてきて、
それに向かって歩いているかんじが出てきました
研修医としてはお粗末だったかもしれない
もっと勉強するべきで
もっと苦労するべきだったと思う
やさしい先生達に甘やかされて (一部の先生には諦められて)
病院の危機も重なり
かなりゆるいフリーダムな研修だったと思います
でも、振り返ってみると、大変面白かった!
わたしらしい研修でした
自分の道が見えて
大切な友達や恋人ができて
尊敬できる先生と出会えて
この土地が大好きになって
最高じゃない!
しばらく修行をつんで
一人でもそこそこなんでも出来る自信がついたら
この土地に戻ってきて
危機的なここの地方医療に貢献できたらいいな
と、思っています
なんか感慨深い
人として成長できたのかは全く不明
それでも、この2年で変わった、と言われることもあって
良くも悪くも、日々進んでいるんだと思うよ
人生は山あり谷ありなんだな~
いま割合山だと思うんだけど、
次に谷が来るのもわかってる
でも、頑張れる気がするよ
あと2週間!
明日は母指MP関節尺側側副靭帯断裂 のオペ執刀です☆




