沈んでいた前回のブログからようやく浮き上がってきました。
相変わらず体はだるいし頭もうまく働かないけれど
やれることだけやればいい、と
ポンコツな自分を受け入れられています。
身の回りではいろんなことが起きています。
インドの航空機墜落事故ではたくさんの人が亡くなり
遺族の悲痛な様子が報道されているのを見ると
胸が締め付けられる思いがします。
人の命を救うために勉学に励んでいた医学生まで巻き込まれ
犠牲になっただなんて皮肉にも程があると苦い思いも込み上げます。
世の中試練ばかりだなぁという思いに駆られそうになりますが
一方で美しいものもたくさんあることに思い至ります。
陽光にきらめく緑と風に揺れる野花。
ジャスミンティーの香り。
傍に寝そべる飼い猫の小さな背中。
オーケストラの豊かな音色。
ふと感じる誰かの気遣いや心配り。
胸の中に光が差し込むとき必ず思い出すのは
「主よ、人の望みの喜びよ」。
オーケストラ版、オルガン版、合唱入り、など
いろいろなアレンジがありますが私はピアノ版がいちばん好きです。
バッハはそれほど好きな作曲家ではないのに
なぜかこの曲だけは心に響くものがあります。
私はキリスト教徒でもないし
曲のことをきとんと勉強したわけではないので
勝手な解釈にはなりますが、
苦難の多い人生でも世の中には美しいことがたくさんあり
美を求める人の心が生きる力になっているんじゃないか、
少しでも光を感じる可能性があるなら
苦難多き人生を甘受してでも生きる価値はあるんじゃないか、
そんなふうに思わされ力が湧いてくる気がするのです。
人間はごちゃごちゃ考えてメンドクサイ生き物だにゃ〜
本能に従って今この一瞬を心地よく生きる、ただそれだけ
猫はシンプルにゃすよ