とってもくたびれて早々にベッドに潜り込んだ日、
スゥ〜ッと眠りに落ちるところでハッと目が覚めた。
自分の体の質量がなくフワリと宙に浮いていて
体も意識も真っ黒な無の世界に吸い込まれていくような感覚。
眠ると同時にそのまま死んでしまう気がして
暗い部屋の中でひとり冷や汗をかきながらブルブル震えた。
死を受け入れているつもりだけれど今じゃない!
こんなに突然死ぬのはイヤだよ
いろいろなことにちゃんと後始末をつけ
覚悟を決めてから死にたいんだ
今は死なないよね?大丈夫だよね?
本当に死ぬときも今みたいな感じがするのかな
自分が死ぬ感覚ってわかるのかな
やっぱり私も母に似て心臓が悪いのかな
がんではなくて心臓が原因で死ぬような気がする
心臓は突然きそうで怖いな
目覚めた瞬間はだいぶ混乱し取り乱したけれど
そんなことを長いこと取り留めもなく考えているうちに
少しずつ、少しずつ、動悸がおさまり気分も落ち着いてきて
自分の心臓が正しく動いているのを確認しながら
いつのまにか本当の眠りに落ちた。
50歳を過ぎてときどき自らの死を考えることはあったけれど
これほどまで考えるようになったのはやはり耳下腺がんになってから。
そして、四六時中死の影に囚われていて
自分が思ったよりも怯えていることがわかって悲しくなった。
そんな日々に疲れを感じ、飽き飽きし・・うんざりし・・。
(英語の "tired" って一語で今の私の感情を表せるいい単語だなぁ)
こんな日があとどれくらい続くんだろう?
いつまで怯え続けたらいいの?
もうこんな日々からリタイアしたいと人生の終わりを望む。
そんな感情が時々襲ってくることにも、ひどく悲しくなる。
行きつ戻りつ。
答えのわからない問答を堂々巡り。
確かなのは、死ぬときが1日、一刻と迫っていることだけ。
そのとき、幸せを噛み締めながら死んでいきたい。
だから悩んで落ち込んでいる暇なんてないんだ。
いつまであるかわからない残りの人生を、楽しまなくちゃ。
(ハロウィンはどうでもいいですが、秋の味覚は大事です)
相変わらず暗いことを書いてしまい
読んでくださっている方には申し訳ないですが、
これが今の私の本当の姿です。
いちど書いて、消そうと思ったけれど、思い直して投稿します。
いつか立ち直った時にこの文を読み直して
そんな瞬間もあったねと思い出にできることを期待して。
つい考えこんでしまったのは、きっとヒマな日々が続いたせいです。
忙しくなれば目の前のことでいっぱいいっぱいになって
落ち込む暇もなくなると思います。
溺れそうになってもがく日々、格好悪いけれど・・大丈夫!
すぐにまたプカプカ浮かぶ日々に戻るはずです。