今回のこと（私の耳下腺がん）で思ったことがある、と夫。
いつまでも２人で楽しく生きていきたいけれど
夫も私もいつまで元気で生きられるかわからない、
やりたいことがあったらどんどんやらなくちゃと思った、と。
そうですね。幸い今は元気で体も動きますが、
少しずつでも着実に老いはきていますし
生きていても体が利かずに諦めるということが増えるでしょう。
知らずに抱えていた病気が突然発症することも
あるかもしれないし（まさしく今回の私のように）、
災害や事件事故に巻き込まれる可能性だってゼロではありません。
いつまでも元気で、安全で、好きに動ける、それが普通、
平穏な日々が続いているとついそう錯覚してしまいますが、
それはとても幸運なことなんだと思います。
今まで健康に生きてこられた幸運に感謝しつつ
これからどれくらいあるかわからない余生を大切に使わなければ。
思い残すことがないようにこれからは好きに生きたいと思います。
利己的に聞こえるかもしれませんがそもそも私の人生ですから
もう誰かに気兼ねしたり我慢したりするのをやめて
心の声に従ってやりたいことをやっていきたいと思うのです。
その第一弾として
しばらく会えていなかった実家の母に会ってきました。
美味しいランチを食べさせてくれるお店をリサーチして予約をとり
母と姉を連れて行ってきました。
心臓病が心配な母ですが容体は落ち着いていて食欲もあり
久々のお出かけとおしゃべりを楽しんでくれているようでした。
行ってよかったな、これからはもうちょっと頻繁に会いに行こう
と思いました（片道１時間半近くのドライブは地味にキツイけれど）。
もともと出不精で超インドア派、体力にも自信がない私なので
あまり出歩くとその後の反動（疲労でグッタリ）が怖いですが、
そうやって先回りして不安材料を見つけては諦めるのが
私の悪い癖だと今は思います。
家にこもっていれば疲労も失敗も浪費もなく安穏と過ごせますが、
空虚でおもしろみがなくかえって活力が目減りするのではないかと
最近ようやく気づきました。
これからはやりたいことを積極的にやっていくべきだと思っています。
美味しいものを食べる。
素敵な服を着る。
行ってみたいところに行き、やってみたいことをやる。
心を解き放って、欲求のままに。
庭のニッコウキスゲが咲きました。
普通なら開花期は6月下旬〜7月のはずですが
なぜか今年は5月末から咲き始まっています。
随分と気の早いこと。