大アクシデント ブエルタ2010第14ステージ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

すっかり冷めた気分で 11~13ステージを見ないまま今朝になり
休日のゆったりした朝食の最中 ヒマつぶしのつもりで
14ステージの録画を見ていたところ・・

ラスト7キロで落車発生
集団前方からのカメラで 白っぽいジャージ群の垣根の向こうに
オレンジ色のジャージが転がったのが見えた
上り口に向かって 位置取りのため集団のスピードが上がっていたところだ
落車の前にいた選手たちは そのままレースを続ける

間もなく 集団後ろからの映像がリプレイされる
道路の真ん中に座るオレンジ色のジャージ エウスカルテルの選手だ
そしてその後ろに 足を投げ出して座っているマイヨロホ! アントンだ!!
マイヨロホは 背中全面(肩からお尻にかけて)がボロボロ
あちこちから血も流れている

しかしこれが まさかアントン自身が起こした落車だったとは・・
チームカーの助手席に乗り込んで カメラにむかってサヨナラと手を上げる瞬間まで
アントンがまったく表情を動かさなかったのは そういうことだったのか
自爆じゃ どこにも悔しさをぶつけようがないものね

総合争いをしている他の選手や それを応援しているファンにしてみたら
アントンの戦線離脱は ラッキーといえばラッキーな展開だが
こういう形でライバルが去るというのは やはり後味悪いね
アントンすごく調子がよさそうだったから 本人の悔しさは並みじゃないだろうなぁ

しかし レースは続いている
登りに入りクロイツィゲルが猛烈に牽き始め 集団縮小
ニバリが優勢な形で 残り2キロ モスケラ(シャコベオ)がアタック
残り1.5キロで ニバリが猛アタックでモスケラをパス
このとき ホアキンは冷静でした
自分のペースとタイミングを守って 残り1.2キロで本格追走開始
残り1キロでニバリに追いつくと 観客の押し寄せる狭い急坂を
ニバリに先に行かせ 自分はその後ろにピタリとついていく
九十九折りのカーブで少し道幅が広がり 観客が少なくなった瞬間
今度は ホアキンが猛烈なアタック
ニバリとの差をぐんぐん広げ 独走1位でゴール!

(YouTube より ラスト1.5キロからの映像 5;37)
▲お調子者のスペイン人らしからぬ(笑)賢い走りで
 見事会心のステージ優勝をあげたホアキン 何度見てもいいねぇ

ただ ちょいと気になるのは ホアキンの右目
ゴール時に右目を覆う仕草 その後のポディウムでは濃いサングラス
ブエルタの公式ページの写真の中には 自転車に乗ったまま
アイボンのようなもので右目を洗眼している ホアキンの姿がある
Jスポ実況の谷口さんは ポディウムでのサングラスを
単にスポンサーのためという感じで受け取っていらしたし
解説の始兄ちゃんは ゴール時の片目を覆うジェスチャーを
アントンの不運を悲しむポーズじゃないかと推測されてましたが
もしかして レース中にゴミなどが入って傷がついたりしていて
直射日光などの強い刺激を避けるためなんじゃ? と心配でならない
次のステージからは何事もなかったように走っていてくれるといいのだけれど・・

そしておまけ
いつか2人で逃げようゼ と冗談を言い合っていたという
ミラーさんとザブっちが ホントに逃げちゃったこのステージ
残り20キロでたまらず脱落したザブっちは 最後は
なんとカヴと一緒のグルペットでゴール
そうとう疲れた顔してました お疲れザブっち  ;-)
そしてカヴのいるグルペットが まさにゴールに入ろうとしているその横を
先にゴールしてさっさと下って行くフースホフトの姿が 画面にチラリ
登れるスプリンター 登りの脚にますます磨きがかかってますなぁ