Concertino pour harpe et piano










Sonata per arpa ハープのためのソナタ




ジェルメーヌ・タイユフェール
(Germaine Tailleferre、1892年4月19日~1983年11月7日)





こんばんわわわ

前回のおわりで告知していた、タイユフェールの紹介を!


20世紀に活躍したフランスの作曲家で、フランス六人組と呼ばれるメンバーの一人でもある
タイユフェールは91歳まで長命して、最晩年まで作曲を続けたという...

「耳のマリー・ローランサン」と呼ばれた恐ろしき女性作曲家。

実際は恐ろしいという言葉からほど遠くふんわりした印象の女性なのですけどね。









作風はロマン派の様式を踏襲した繊細なもので、シャブリエ、サティの影響をうけていたため、快活でさわやかな作品が多くみられます。
さわやかさだけでなく、男性作曲家作品とは対照的な、女性らしい軽妙で優雅な曲調が個性となっていまする。


学生時代は、かの有名なパリ音楽院で優秀な成績を修め、
在学中に他の6人組メンバーとの交友が始まります。


ルイ・デュレ
ダリウス・ミヨー
ジョルジュ・オーリック
アルテュール・オネゲル
フランシス・プーランク
ジェルメーヌ・タイユフェール



のちにこの6人が「フランス6人組」を結成し、みなそれぞれに刺激を受け、
タイユフェールは特にミヨーからバロック音楽の影響をうけました。



そんなタイユフェール、学生時代の1913年にまず対位法と和声法で一等、ソルフェージュでも一等、次いで1915年にフーガ一等を得ます。


ほかの学科でも首席、18歳の時《タルデュー夫人のためのハープ小曲集 (Petit livre de harpe de Madame Tardieu) 》を作曲し、
これは現存する最初の作品のひとつと言われています。



このように早くから優等生ぶりを発揮する一方で、ピアノ科の試験の最中に院長フォーレに気押されて、無意識にバッハを移調して演奏して試験官を驚かせたり、オルガン科で即興演奏の学習中に、当時好まれていなかった「ストラヴィンスキーの様式」を選んで教授たちの怒りを買ったりと、、いくつかの武勇伝を残しているらしいw


またこの頃、音楽を学ぶことに反対であった、無教養で野卑な父親から解放されたことの反動で、音楽以外の勉強もしており、気球の操縦も学んでいる。こうした経緯から父とは折り合いが悪く、彼女はのちに父方の名タイユフェーズ(Taillefesse)を改名していたりと、私生活はなかなか厳しかったもよう。
 

パリ音楽院で学んだ後、シャルル・ケクランとあのラヴェルに師事したり。

50年代以後は十二音技法にも取り組んだり。


なんとチャールズ・チャップリンとも親交があったそうですw










おなじみの服装と杖



こんなひょうきんな格好してるけど
本当はイケメンなんだぞう















ほらな←








って今はチャップリンよりタイユフェールがメインでしたw










フランスの花













アラベスク














Jeux de plein air (野外遊戯)














piano trio







さらさらと心地よく、流麗なこの音楽。
どちらかといえばまじめな音楽が苦手っていう人には非常にオススメです!


この知られていない素晴らしいフランス音楽作品の数々を、もっと聴きたい!



むふふうふん





しかし現在では彼女に対する評価はあまりにも少なく、彼女の音楽を聴く機会には恵まれそうにないのが実情。


これからたくさんの方に知っていただけるようになれれば...嬉しい限りです(;_;)




今夜も音楽に抱かれます。

ではでは、良い夢を~


Good night *