夏の甲子園、準々決勝が18日に行われ、有明(熊本)は健大高崎(群馬)に0-1で敗れた。タイブレークにもつれる死闘になったが、試合後、NHKの飯塚解説者の“名言”に感動の声が広がっている。

記事タイトルにある「ダメだ、泣いてしまう」かと思ったが、実際の発言は、「敗因のない敗者になってしまった」だった。ここで思い出すのが「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」だ。これは江戸時代の大名・松浦静山(清)の剣術書『剣談』などに残る言葉でであるが、プロ野球の野村克也元監督が座右の銘として好んで使ったことでも知られ、「偶然の勝利はあるが、偶然の敗北はない。負けには必ず明確な原因がある」という意味を持っている。

NHK解説者としては、教育的配慮か両者を称えたい意味でこういう言い方をしたのだろうが、敗因は有明の10回裏の守備態勢にあった。ワンアウト2塁3塁なら満塁策をとるのがセオリーだと思う。そうしなかったのは、その後の打者との相性やピッチャーのコントロールに不安を感じ(押し出し四球)たからではないか? 結果論ではあるが、「敗因のない敗者になってしまった」で済ませてしまっては次に活かせない。高市首相の「無反省」と同じことだ。