24日、50代女性が心肺停止の重篤な容体で救急搬送され、その後死亡していたことを産経新聞が報じた。

万博協会からの公式な発表はなく、ネット界隈では万博のネガティブな事例を隠蔽するものではないかと非難を浴びている。

これから暑くなると熱中症などで搬送される来場者も多数出ると思われるので、万博会場の救急介護体制がどうなっているのか、調べてみた。

大雑把に言うと、20年前の愛・地球博の実績、

・8カ所の救急介護室に医師や看護師を配置

・来場者1000人に1人が救急介護を受けた(開場時間中、平準化しない)

・そのうち、6~8件の緊急搬送が発生(万博会場外の病院へ)

を想定して体制を作っているようだ。

愛・地球博とは来場者数や気温などの環境、特に、休憩する場所がほとんどないなどが大きく異なるので、想定外の事態が起きるだろう。

大阪維新は入場者数の嵩上げのため、小中学生の無料招待を勧めているようだが、これでは安心・安全な万博見学は無理筋である。

今からでも遅くないので、未開館のネパール館などは、野戦病院として救急介護体制を強化すべきである。

それと、これからGWに入り、万博入場者も増えてくるだろうから、

これまで発表しなかった救急搬送された来場者数を公表し、医療従事者の不足がないか、その他体制に問題がないか検証すべきだろう。

いつの間にか、垣根にしているナニワノイバラが満開になっている