今年は自民党の裏金問題で幕を開けた。

岸田内閣の支持率も各社最低を更新し続け、先日、通常国会も終った。

岸田首相は総裁再選のため、大きな課題であった「政治資金改正法」を決めて会期末解散を狙っていたが、断念!

「ザルに申し訳ない」(国民・玉木代表)と言わしめる程のザル法で、衆議院を自公維の賛成を得て通過したが、

参議院の審議で維新が「改正の日程が明示されていない」と猛反発して、一転、反対に回った。

もともと、維新の提案が政活費の領収書公開が10年先と言う意味不明のものであり、これが、国民に不人気で、尚且つ、維新の馬場代表が第2自民党を公言するに至り、維新への風当たりが強くなって、慌てて方針転換したのであろう。

岸田首相としては、維新案を飲んで味方に付け衆院を解散すれば、自公維で過半数は確保出来ると読んでいたのであろうが、それも不可となり、衆院解散を断念したのであろう。

岸田自民も酷いが、馬場維新はバカを通り越して、筆舌で表せない。

維新の創設者の橋下あたりは、今になって、維新をボロクソに言っているが、これは、国民に対するガス抜きに過ぎない。

 

こんな維新のもう一人の代表、イソジン吉村大阪府知事、自身が日本国際博覧会協会(万博協会)の副会長である大阪万博への取り組みもヘンだ。昨年末に万博経費が当初予算の2倍になると明らかになってから、集客に異常な執着を見せている。

大阪府の公立小・中・高生を学校ぐるみで無料招待するという。無料と言うと聴こえはいいが、これの招待券は府と市の税金である。税金を投入にして、入場者数を嵩上げして万博関連業者へ税金を配分する手法・・・・これは、岸田首相の税金を上げて「定額減税」をする、詐欺的手法と同じである。

万博会場については、そのアクセスの悪さ以上に問題なのは、3月にメタンガスの爆発事故を起こすようなゴミ留場に立地していること。爆発事件後3ヶ月間、メタン濃度が退避基準を超えている地点が76ヶ所あったと言う。万博事務局は、「ただちに問題になることではない」と言っているが、退避基準と矛盾している。

海外のパビリン建設が遅れているというが、メタンガスの話は各国に通知されていないと言う。

そもそも、なぜこんなゴミ溜めで万博を開こうとなったかと言えば、バクチ場を誘致した元大阪維新代表の松井が、バクチ場の足慣らしとしてこの夢洲に決めた。維新にしてみれば、万博は二の次で、IRバクチ場が建設出来れば問題ないのだろう。

そのバクチ場も万博で問題が起きれば、海外の運営会社(米MGM)は手を引くかも知れない。

そうなれば、維新もジ・エンド!

ところで、松井の発案で来年5月の連休明けの平日10日間、1日に100組限定でペット同伴可とするらしい。

そんなことするより、メタンガス検出犬でも放った方がいい・・・・、もっとも、メタンガスは無色透明無臭らしいから、無理か?

どっちにしろ、万博の雑踏にペットを長時間拘束するのはペット虐待ではないか?

上半期の総括~政治編~終り