先日聴いてきたのは
こちらでした♪
フランク・ブラレイの
プーランクピアノ協奏曲 @しらかわホール
Frank Braleyは
1968年生まれ フランスのピアニスト
1991年にエリザベート王妃国際コンクール優勝
現在はパリ国立高等音楽院で後進の指導にあたる傍ら、ベルギーのワロニー王立室内管弦楽団の音楽監督を務めています。
日本人の門下も数多く居らっしゃり
務川さんもその1人
しかし、見た目からもとっても
雰囲気のある方でしょう?
ブラレイのピアノを最初に聴いたのは
ラフォル・ジュルネ・ジャポンでした。
アーティストをとても身近に感じられる場なので
レミ・ジュニエと談笑している所に
ばったり遭遇したり。
…と、その様子を見ているだけでも
とても魅力的な方だなーと感じさせてくれますが
ピアノを聴くと
なるほどねー!!!
と妙に納得してしまう。
プログラムはこちら
サン=サーンスの死の舞踏も良かった!
小森谷さんのヴァイオリンに聴き惚れました。
ブラレイのピアノ
どんな音色を想像しますか?
フランスの印象派の絵のような音?
ブラレイのピアノには更に雰囲気があり
もちろん色気もありますが、何より自由。
ただそれは勝手な自由さではないところが
実はとても凄い事なのではないだろうか。
ワタシが思ったのは
実に自由に歌いながらも
(聴きながら心は完全にフランスへ飛んで行ってしまいました)
とてもしっかりとした音を出すなぁと。
特に印象に残ったのは
“お腹の底にとても響く音を出す”という点。
シンプルに言うと
自由さの中に時折り見え隠れする
力強さ、伝えたい意思の強さ
そんなところでしょうか。
しかし、ほんとお腹の底に響くんですよ
わかってもらえるかしら…。
今回聴いたのは
あまり聴く機会のない
プーランクピアノ協奏曲
プーランクもフランスの作曲家ですから
それはもう、ブラレイのピアノの雰囲気に合わない訳がありせん。
今回、指揮者はクリスティアン・アルミンク氏
オーストリア人です。
すらっと背の高い指揮者で
ピアノと指揮者が海外の方だと
音を出さなくても、なんだか雰囲気たっぷり
お二人のやり取りからも
音楽を自らが楽しむと言う氣分が伝わってきました。
緊張と言う文字は辞書には皆無のよう。
オーケストラは愛知室内オーケストラ
若手のメンバーからなるオーケストラなので
指揮者もブラレイさんも一緒に若返って
ステージを作り上げた感。
ゆえに若干オケの音が大きいかなと思いましたが
それはきっとピアノの音色を堪能したい
ワタシだけの感想なのかもしれません。
ブラームス交響曲では
アルミンク氏の指揮ばかり見ていました。
その事については機会がありましたら
また書きます。
ソリストアンコール
余談ですが、今回客席には
大学生くらいの若い男性がたくさん座っていて
日本のクラシック人口の中には
まだまだ若い人も居るのねと思いました。
poco
おまけ
めちゃくちゃ日本語喋っていてビックリ
フランク・ブラレイ 2008
シューベルト 即興曲