2010.June
Canada,Quebec
今日は
ちょうど13年前の
今頃の話
(※長いです!)
2010.4月 日本ツアーで
聴いたユンディのピアノに
ワタシは
2度目の恋に落ちました
ワタシ自身
ピアニストとしてのユンディには
過去に
2度大きく恋に落ちています
一番最初は、
皆様良くご存知の
2000年
ショパン国際ピアノコンクールの時
そして
2回目がこの2010年
Chopin Year の時でした。
この時のユンディの
ショパンの音色
覚えていらっしゃいますか?
突如再び芽生えた気持ちが
時間と共に収まるどころか
どんどん膨らみ
“今(その時)” のユンディが弾く
ショパンピアノ協奏曲1番を
どうしても聴きたくて
初めて海外まで飛んでいきました。
初カナダ
公演はトロントで2日
同じプログラム
しかし!
世界遺産を愛するワタシとしては
折角行くならば
ケベック歴史地区を訪れたくて
公演地のトロントに行く前に
日本から先にケベックへ向かった
(今思うと結構弾丸)
トロントの空港で乗り換えし
(地元から成田への飛行機が遅延し
国際線に乗れるかスレスレだったり
↑機内から地上に連絡してもらい
特別通路から出国検査
他にも同じような乗客が
数人居て驚いた。誰も申告しなかったら
皆乗り遅れてたって話)
トロントでは何故だか一度荷物を
pic upしなければいけなかったり
色々あって何かのゲームの様でした
ケベック行きの
小さな飛行機に乗れて一安心し
周りを見渡すと
アジア系の乗客は全く居なくなり
機内アナウンスも
フランス語→英語の順
空港からのタクシーも
英語は全く通じず
どうやって会話したか
殆ど記憶にないけれど
無理矢理
明日の天気の話題を尋ねて笑笑
おじさんが
何か答えてくれた時は
なんだかほっこり
そうそう、
冒頭の写真は
泊まったシャトーホテル
お城のような外観が
本当に美しくて
1番お手頃なお部屋からも
川が見えました。
朝早起きをし
周りを散歩していると
知らない人であっても
必ず挨拶をしてくれる
ゆったりとした時間が
流れる心地よい街
とは言え
弾丸だったので
ここで2泊だけし
(滞在時間は正味一日半)
トロントへ向かう朝のこと
ホテルのコンシェルジュの
おじさんが私に突然
こんな事を話しかけてきました。
Did you fall in Love?
このおじさん、何言ってるんだろう…
おじさんのナンパかな?
と思い、なんとなく
微笑み返して終わりましたが
帰国し大分経ってから気づいたのは
まさしく、この言葉通り
コンシェルジュのおじさんは
これからトロントへ向かう直前の
嬉しくて嬉しくて堪らない
幸せな様子が黙っていても
溢れ出ているワタシを見て
思わず出た言葉だったんだろうな〜
と思ったのでした。
(おじさんのナンパじゃ無かった!笑笑)
少しだけ弁解すると
カナダって日本人女性が
異様にモテる気がします。
ヨーロッパに比べて
やたら声をかけられたので。
と言うわけで
とーーーっても
話が長くなりましたが笑
(ここまで読んでくださり感謝笑)
どうしても生で聴きたかった
ショパン ピアノ協奏曲第一番
その中でも
2楽章 Romanzeは
ショパンの初恋の相手
コンスタンチアへの
想いが溢れていると言われている
楽章です。
Yundi Li の
指揮&ピアノでどうぞ
ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団
Romanzeの名の通り
切ないほど溢れる愛が詰まったメロディと
美しい音色
何回聴いても、胸がときめくのは
国境に関係なく
勿論言葉も関係ない
そして
時代も関係ない
時空をも超えた
音による愛のメッセージだから
なのではないでしょうか。
それでは
おやすみなさい
良い夢を
poco