一昨日の夜、何気につけていたテレビから聴こえてきたベートーベン ヴァイオリン協奏曲

最初は他の事をしながら聴いていたけれど、音の美しさに惹きつけられ、最後まで思わず聴き入ってしまった。

どこまでも美しく、また何処までも伸びやかで、ドラマティックでいて純粋な音色。

澄み切った空の下で弾いたら、天高く高く響きそうだ。

偶然にも、ユンディの音を初めて聴いた時と同じ感覚だった。

余談ですが、ユンディの時も耳から引き込まれた。(当然と言えば当然ですけれど)

目から入る情報を、私は出来る限りシャットアウトする本能が働くのか、音楽以外にも話の内容をより深く理解・集中したい場合でも、目を閉じる傾向があるらしい。

昨年のユンディのリサイタルの際、最前列だったにも関わらず、結構な時間目を閉じて聴いていた。
はたから見ると、おかしい(?)のかもしれないけれど、最前列だと演奏家の息遣いや心理状態までダイレクトに伝わり過ぎる。
それが醍醐味でもあるのだけれど、そればかりが続くと、どうしても違った角度から聴きたくなる。
皆さんもそんなことはありませんか目
(音が直接過ぎる前方席は、欧米では価格設定が低い事が多いですしね。)

話がそれましたにひひ

ヴァイオリ二ストのお話。

★セルゲイ・ハチャトゥリアン
Sergey Khachatryan、アルメニア語:Սերգեյ Խաչատրյան1985年5月5日 - )は、アルメニアエレバンで生まれたヴァイオリニストである。
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調べて見たら、何だか凄い方でした

6歳でヴァイオリンを始め、1993年8歳の時、アルメニアからドイツへ一家で移住。

「00年ルイ・シュポア国際」第1位

「00年フリッツ・クライスラー国際」第2位

「00年シベリウス国際」第1位

「02年インディアナポリス国際」第2位

「05年エリザベート王妃国際」第1位

15歳でシベリウス国際コンクール一位ほか、20歳でエリザベート王妃国際コンクール一位。
しかも、これだけコンクールで1.2位を取っているにも関わらず、コンクール出場者特有の雰囲気を微塵たりとも感じさせない。

16歳の頃のレッスン風景の動画発見


同じアルメニア出身の Harutyunian 教授による、ベートーヴェンの協奏曲第1楽章のレッスンだそうです。

この動画も、最初から最後まで聴き入ってしまった。

16才にしてこの演奏のハチャトゥリアンさんも凄いけれど、この先生の指導が素晴らしいアップ
話している内容がわかりやすくて理解しやすいし、更に、見るに見兼ねてご自分のバイオリンを手に取って弾いたら・・・
ぅわー!!説得力あり過ぎのダイナミックな演奏。素敵~キラキラ
この先生の演奏もフルで聴いてみたいと思ったのでした。
教えるのも弾くのも上手い人っていらっしゃるんですね。

先日は、昨年の秋に来日した際N響との演奏だったのですが、YouTubeに2011年のパリ管弦楽団との同じ曲の演奏がありました。


現在29歳。ステージ上に立つハチャトゥリアンさんの素朴で自然な表情にも、とっても惹かれた私です。
いつまでもこの自然体を保ち続けて欲しいと願うのでした星

再び余談ですが、早速仕事先で知り合った、社会人数年経験後、現在国立大学院で音楽教育学(専門はピアノ)を勉強しているという努力家のYさんにレッスン動画を見せた所、この先生凄すぎる!!この先生のリサイタルを聴いてみたい、と私と全く同じ感想ドキドキだったので何だかとても嬉しくなりました。
感動を分かち合える人がいるって幸せです