珠算修練会さくら珠算教室です。
他塾からの生徒さんが今年はなぜか多いと書きましたが、そのうちの1名が9級の手前で煮詰まっておられるということで転塾してこられました。
たしかに+3でー3をしたり、5+6で5+9をしたりといろいろこんがらがった毛糸みたいになっていました。
そういえば、年中さんで(もともとうちの生徒ですが)全部一の位は足し引きができるのに、なぜか2桁になった瞬間全部こんがらがって、1桁の足し引きまできれいにこんがらがった子もいました。
あともう一人もともとゆっくりの進みの生徒さんで掛け算は完ぺきなんですが、基礎の足しひきで躓いている子、合わせると合計3名いました。
いました、というのは過去形で、ちょうど最近3人ともすっきりさっぱり絶好調になったからです。
それに使ったアプリはプチアプリというアプリでこれのいいところは(自分で作って自分で言うのも何ですが)
!マークの問題です。
!マークの問題には+1だけの問題が無限に(しかも2口)で出てくるのです。
+1~+9、-1~-9の問題もあり、
指定するとずっと
4+9,5+9、3+9,、、、と無限に出てきて、
その間にこんがらがった毛糸がほぐれるのです。
これをだいたい1つの課題に3分間かけて実施します。(時にはもう少ししたり短縮したりもします)
そうすると数日で絡まった毛糸がほぐれてくるのです。
わたしは順番に足しだけやってそのあとで引きをするという形にすることが多いのですが、ほかの講師が+1とー1,+2と-2,+3と-3と+-も合同で指導を出してくれていました。
そうしたら想像以上に生徒さん本人の頭の中の整理がついていて、私が講師から「おお、いい着眼点だ」と参考にさせてもらいました。
アプリは答えを書かなくてもいいので、紙よりも圧倒的にサクサク解くことができます。
もちろん盤面をみて、それを数字としてとらえて書く、という作業も必要なのでタブレットだけで何でもOKとはいかないのですが、こういう復習にはそういうテンポがとても大切です。
ちなみに、一部の生徒さんでこんがらがる理由が「質問できない」というのがあります。
わからない→自分で試行錯誤をする→間違ったとき方を繰り返ししてそれが定着して余計話をややこしくする
というのがあります。
なので、そういう生徒さんには「わかりません」ということがあなたの大事なお仕事であることを伝え
すこしでもわかりませんといえば、その子には飛びついて積極的に教えに行くようにしています。
そして「わかりません」って言えたね~すごいね~~、とほめまくります。
そういうことをすることで生徒さん自身が「わかりません」というと先生に迷惑がかかるんじゃないか、生徒自身ががこんなこともできないのかと思われるんじゃないか、という不安を根本から払拭したいと思っています。
そうやってたった数回の授業で2桁5口が2割も解けなかった一人の生徒さんが、9級に合格し8級ももう少しで合格するところまで行って、本当に水を得た魚のようにすいすい解いているのをみて、本当にそろばん嫌いにさせなくてよかった、と胸をなでおろしました。
山場は色々あります。
9級手前の2桁5口の加減算の山場と
8級の割り算の年中~小1までの子の山場と
6級の年中~小3までの子の山場と
5級で理屈は理解できるけど練習量が足りなくて点が伸び悩む山場と
3級の低学年の山場と
1級の山場など
確実にあると思います。
初めての山場が9級の子も入れば、初めて煮詰まったのが1級という子まで人それぞれですが、
絶対にどこかで躓くようになっています。(なぜならどんどん無限に速さが早くなり問題も級別に難しくなっていくから、どこかでそのままの持っている力だけでは煮詰まるのです。)その限界をのり超えて初めて真の実力が付くと思っています。
ということで、まだ油断は禁物ですが、見取算が定着したことに喜んでいたのでした。
ちなみに話があっちこっち行きますが、
昨日到着した机、使い勝手はかなり良かったです。
勉強チームの生徒もみていて、これいいな~と嬉しそうにしていたので良かったのですが、
組み立てるのが一苦労(1時間以上かかってまだ椅子できない)です。
しかも、今サクサク動いているのですが、これって作り上壊れやすいよね。壊れたら粗大ゴミだよね。
という問題と、少し天板が大きいので、教室の狭い面積をよりしめてしまうので、最大でも4台が限界かな、と思えるサイズ感でした。
少し小さい机を大きいのに切り替えて(学校用の机はレンチが必要ですが高さ変更はこれもできます)、今回のを4台入れて、それで様子を見ようかな、それ以上の導入は無理かなと思うようになりました。
もう少し小さいといいんですが。勉強にはいいんですが、そろばんには大きすぎるんですよね~。そんな万能な机はないよねトホホ。