パニック障害の症状の中に、

めまいというのがありますかお


めまいの原因には

パニック障害以外のものも多数あり、

中でも有名なのはメニエール病という病気が引き起こすめまいです。


これは、

内耳にあるリンパ液が増えすぎることによって、

内耳の感覚細胞を圧迫して起こる病気で、

過労やストレスが引き金となって起こります。



メニエール病の症状も、

めまいや耳鳴り、吐き気、嘔吐など、

パニック発作の症状と重なる部分がありますが、

パニック障害のめまいと違うところは、

発作の時間が数時間に及ぶという点と、

めまいが天井が回る感じ(回転性めまい)だという点です。



一方、

パニック障害の症状であるめまいには、

患者さんによっていろいろと感じ方に違いがあるようです。


・立ちくらみのようなものや、

・血の気がサーっと引いていくような感じ、

・ふわふわと地に足がつかない感じ、

・意識が遠のいていく、とても立っていられない、


などなど。



中には、

後ろ髪を引っ張られるような感じと表現する人もいるようですあせる



また、

めまいだけを感じるのではなくて、

同時に動悸が激しくなったり、

吐き気をもよおしたり、

息ができなくなるといった過呼吸の症状など

複数のつらい症状が同時に現れますしょぼん



めまいや耳鳴りだけの症状をみて

耳鼻科や内科などを受診し検査をしても、

「異常なし」の結果しか得られませんから、

めまいのほかに起こった症状と一緒に考えるようにしましょう!!




パニック障害の症状であるパニック発作。


このパニック発作には吐き気動悸といったものがありますが、

吐き気、動悸というのはなぜ起こるのでしょうか!?



ふつうの生活で吐き気というのを考えてみると、

食べたものが悪かった場合とか、

ウイルスや細菌に感染した場合など

原因ははっきり特定されますよね。


偏頭痛の症状が強い方の中には、

頭痛時に吐き気をもよおして実際に嘔吐する方もいます。

これも頭痛からくる吐き気と原因ははっきりしています。



一方、動悸


皆さんはどういうときに激しい動悸を感じますかはてなマーク


激しい運動をすれば当然動悸も激しくなりますが、

普段は自分が呼吸をしている意識もないまま生活していますよねかお


ただ、

私も、数日後に講演会を控え、それが近づいてくると、

大勢の前で発表しなければならないことを想像しただけで

ドキドキし始めて動悸がうんと激しくなったりします!!


緊張のあまり吐き気をもよおすことだってありますあせる 



この場合の原因は、

極度の緊張と、人前で発表することの恐怖です。



パニック障害の動悸や吐き気、

その他パニック発作の症状は突然起こるわけですが、

あえて原因を追求するなら

それは「不安や恐怖からくる」といっていいかもしれません。


ただ、それが


不安を感じるはずもないごく普通の生活をしているときに起こる、


というのが特徴なのです。


そして、

最初に強い動悸や吐き気、めまいや腹痛などといった

パニック発作の症状を引き起こした原因はこれ、

と特定できるものではありませんビックリマーク



これからもここで紹介していきますが、

さまざまな心理的ストレスや

物質的、環境的ストレス、

あるいは遺伝的要素などが

複雑に絡んである日突然からだに影響が出始めるのです。



動悸や吐き気などの症状一つひとつの原因が

見当たらないのに起こることがパニック障害であり、

余計に不安と恐怖をあおるというやっかいなところなのですねえっ




今日は

パニック障害の治療期間についてお話してみましょうニコニコ



パニック障害の治療期間、

これは人によって3カ月くらいで完治する方もいれば、

かなり時間がかかって数年から十数年にもわたって

パニック障害と付き合わなければならない人もいますあせる



「持病」という言葉を私たちは使いますよね。


頭痛持ちなんて言ったりしますが、

「持病」は一生、上手に付き合っていく必要がある病気のことです。


ただ、

パニック障害は生涯付き合っていかねばならない持病の類ではなく、

完全に治る、

完治する病気ですから

あきらめないで治療をしていくことが大切です!!



やはり、一番大切なのは、早期に治療を始めること


早期に治療を始めることで治療期間は当然短くなってきます。

そして、

発症してからも専門医、専門機関へ行くことなく、

長く一人で苦しんでいる方ほど、

うつやアルコール中毒症、睡眠障害などの別の病気を併発して、

治療期間が長期にわたってしまうことにもなりかねませんビックリマーク



パニック障害の治療期間が長引く方ほど、

うつ病などの病気を併発する確率はだんだんあがっていくのです汗



ですから、

パニック障害という辛い状態から一日も早く抜け出して、

以前の生活を取り戻せるよう、

勇気を出して専門の相談機関で診療を受けてみるという

はじめの一歩を踏み出す勇気を持っていただきたいのですかお