パニック障害の方の妊娠で気をつけることはなんでしょう!?



できれば、

病気を完治させてから安心して妊娠されるほうがいいのでしょうが、

パニック障害は数年にわたって

長い治療期間を必要としますから、

治療中に妊娠する可能性もありますよねかお



一般に、

パニック障害の治療中の方が妊娠をした場合は、

薬の量を調節しながら医師としっかりコミュニケーションをとって

十分相談しながら経過をみる必要があるでしょう。



半年以上パニック発作が出ていない場合は、

様子をみながら薬を一時ストップできるといいですが、

それが無理な場合でも

SSRIなどの比較的副作用のない安全な薬を処方してもらうといいでしょう。


健康な人だって、

出産には危険が伴うこともありますから、

あまり不安に思いすぎることは

かえって発作を引き起こす原因になってしまいます。



出産中にパニック発作が起きたら・・・と心配していた患者さんが、

出産の大変さでそれどころではなかったという

笑い話のような本当の話もあるくらいですからビックリマーク


パニック障害の患者さんの場合、

妊娠中よりも出産後のほうが

パニック障害の症状が出やすいというデータもありますので、

注意が必要ですかお



健康な方でも、

出産直後は慣れない育児でストレスがたまるもの。ドンッ


そんなときは、

家族の方の協力が不可欠だと思いますので、

自分一人だけで不安を背負い込まずに、

助けてもらえる家族がそばにいてくれると心強いですね!!




今日はパニック障害と食事についてのお話です。


パニック障害にカフェインがよくないことはお話しましたが、

では、普段の食事で気をつけることはなんでしょう!?



現代人の食事はカロリーオーバーの栄養失調といわれています。

コンビニ弁当やファストフードは手軽でおいしく食べられますし、

外食も回転寿司や焼き肉など食欲をそそる食べ物はたくさんあります。


しかし、

そういう食事は添加物や脂肪、糖類ばかりが多く含まれていて、

ビタミン、ミネラル分が不足しがちです。

とてもバランスのよい食事とはいえませんねしょぼん


健康な方でも、

こういった食生活では体に不調をきたすのですから、

パニック障害の方はなおさらです。


まずは、

外食やコンビニ弁当、ファストフードなどはできるだけ控え、

バランスのよい食事を摂ることを心掛けていきましょう!!




イライラや不安の解消には、

ビタミンB群ビタミンCカルシウムミネラル類なども有効です。

甘い菓子類を多くとるのは避けたほうがいいのですが、

ビタミンCが豊富な果物は甘くても食べて大丈夫な食品です。


ビタミンBは豆類やレバー、豚肉、乳製品などに多く含まれていますね。


また、

パニック障害には低血糖説というのもあります。

甘いお菓子やジュース、ファストフードばかりを食べていると

糖分の摂りすぎとなってインシュリンが大量に分泌され

低血糖を起こしてしまいます。


それがパニック障害を引き起こしている

原因の一つになっているという説です。




パニック障害でお困りの方へ  時間を決めてきちんと食事をする、


パニック障害でお困りの方へ 適度に運動して質のよい睡眠を確保する。



こういったごく当たり前の

規則正しい生活ができるように工夫してみましょうニコニコ





パニック障害を引き起こす遠因となるものに

カフェインを挙げることもできると思います。


もちろん、

これだけが原因ではないので、

カフェインを取らなければパニック障害にならない、

カフェインを取ったからパニック障害になった

というものではありませんビックリマーク


けれども、

パニック障害を誘発するものとして

カフェインの入ったコーヒーや紅茶などは

パニック障害の患者さんは控えたほうがいい でしょうえっ



以前、

ここで飛行機に乗る前に気をつけたいこととして、

朝コーヒーを飲むのを控える、と書きましたが、

その理由も

カフェインがパニック発作を誘発する物質のひとつであると

考えられているためなのですかお



では、

なぜ、カフェインがパニック障害の発作を誘発してしまうのでしょうか!?


カフェインには、

脳内にある

アデノシンという神経伝達物質の働きを

抑える作用がある からです。


アデノシンは脳内でパニック発作を引き起こす原因、

ノルアドレナリンを抑える働きをしています。


ですから、

アデノシンの分泌が

カフェインによって抑えられることにより、

ノルアドレナリンが多く分泌されてしまう のです。



健康な人が1日何杯コーヒーを飲んでも異常はみられないのに対し、

パニック障害の患者さんはコーヒー5杯分のカフェイン摂取で

半数以上がパニック発作を起こすというデータもあるようですショック!




また、

カフェインを含む飲み物として、

コーヒー以外にもお茶や紅茶もありますが、

豆や茶葉の状態ではなく、

飲み物として

1杯あたりに入っているカフェインの量がもっとも多いのがコーヒー

なので、特に注意が必要だとされているのです。


ご参考までに、

カフェインのほかにパニック障害を誘発するものとして、
アルコール、タバコ、咳止めなども挙げられますので、

参考になさってくださいね!!