我が家の玄関の上り口に

 

こんな家具が置いてある

これは李朝家具八面蝶金具箪笥という物

今から20数年前に仕事の関係でキムさんという韓国人の男性と仲良くなり

2001年3月24日から27日まで

そのキムさんに釜山を案内してもらったことがある

カミさんの他 仕事つながりの3人も同行した

そのとき

普通の旅行者はまず行かない田舎のある食堂に連れて行ってもらったのだけど

その店にこの家具が置いてあったのだ

これが欲しくなってキムさんに交渉してもらったのだけど

最初は「売り物ではないし使っているものだから」と断られたんだけど

それでも何とか1万円か15000円ぐらいで譲ってもらった記憶がある

そういう家具なんだけど

もう何年も観音開きの扉を開けたことがない

何か入れてあったのかなと思って15日(火)に久しぶりに開けてみたら

 

額が1つ入っていた

 

拓本のようだけど

背中に羽が付いた人間のようなものが踊っているように見える

これが何なのか全く記憶にない

この額をなぜこの家具に入れたのかも記憶にない

ひょっとして家具の中に入っていた物を額装したのだろうか?

この拓本は韓国の物?

裏に何か書いてあるかもしれないと思って

額から出してみたけど何も書いてなかった

その代わり

 

この版画が出てきた!

 

作者のサインも入っている

そしてこの裏には私のメモで

「藤田健次」と鉛筆書きしてあった

これはぼんやりとした記憶がある

でもどうしたものか思い出せない

それで「藤田健次」でネット検索してみたら

 

こんなのが出てきた

思い出した!

『版画芸術』という雑誌にこの版画が添付されていたんだ

それで書斎を探してみたら

 

あった!

1987年に出版された『版画藝術』58号だ

右端の下に赤字で

「オリジナル手彩木版画特別添付 藤田健次」

と書いてある

間違いない

この本に挟まれていた版画を私が切り取ったものだ

でもこの版画をなぜ拓本と同じ額に入れてしまったのだろう?

拓本の方は判らないままだけど

藤田健次の版画の出所がはっきりしたのですっきりした

それでこの版画に合う額を探したら

これまたマットサイズがぴったりのがあったのでそれに収めた

 

それがこれだ

これでまた冬に飾れるものが1品増えた

それにしても

ひょんなことから思いがけないものが見つかるものだ

 

敬老の日の今朝はカミさんはまたジョギングに出かけて、

私がジムに出かける頃に帰ってきました。

私はいつものように10.1㎞走ってきました。

帰りにガソリンスタンドに寄って、

月に一度の給油をして帰ってきましたが、

カミさんはジムにも行ったようで、

まだ帰ってきていません。