こんにちわ!
昨日3月16日には、イシククリ州一村一品プロジェクト・フェーズ2のキックオフとして、当プロジェクトの関係者が一同に集いました:
<当事者>
一村一品組合メンバー
イシククリブランド選定委員会
<カウンターパート>
経済&独占禁止法省(Ministry of Economy & Anti-monopoly Policy)
イシククリ州政府
<イシククリ州自治体>
イシククリ州県庁
イシククリ州村役場
カラコル市
<JICA関連>
JICAキルギス事務所
JICA森林プロジェクト
イシククリ州一村一品オフィス
JOCV
<その他>
地元企業
地元NGO
以上総勢100名強が、朝10時から午後1時までのミーティングに参加しました。
昨年からこのような大きな会議は何度も開催してきましたが、今回はちょっと毛色が違っていました:
①中央政府のカウンターパートが出席したこと
JOCVとしてのわたしのカウンターパート(CP)は、これまでどおりイシククリ州政府なのですが、プロジェクトとしてのCPは経済省となっています。
今回参加したのは、経済省のアルトゥンベクさん。
神戸大学大学院で2年間公共政策を学んだということで、日本語が少し話せるという穏やかな若い男性です(授業は英語だったそう)。
神戸三宮の話が出たときには、「ああ、三つのバー(=さん+のみや)ね!」という見事な切り替えしも・・・
イシククリ州出身の彼、このプロジェクトに対しても前向きだそうで、ミーティングの間も資料にじっくり目を通したり、参加者の声に耳を傾けていました。
経済省には他にも2名CPのメンバーがいるそうですが、全員そろって日本の大学院で学んだ経験があるとか。
中央政府こうした人たちがプロジェクトに係わってくれるのは、心強いことです。
②イシククリ州政府副知事が、会議の終わりまで出席したこと
これまでの会議では、開会の挨拶をしたあとは速やかに退席、会議の内容を知らない(あるいは興味がない?)様子でした。
今回は事前のミーティングで打ち合わせたとかで、最後まで出席し、一村一品組合メンバーが直接副知事に対して発言する場面もありました。
今後も年数回同様のミーティングが開催されるそうで、引き続き出席をしてくれるといいのですが・・・
③カナダの金鉱採掘会社クムトール社関係者が出席したこと
イシククリ州には、「キルギスの経済を支える重要な」(ウィキペディアより)金鉱山があり、そこの採掘権を独占しているのがカナダのクムトール社 です。
同社のホームページによると、2010年には約5.3億円をイシククリ州の発展のため拠出した、とあります。
ちなみにわたしが現在住んでいるアパートも、もともとはクムトール社が社員のために買い上げた物件だったそうで、「クムトールスキー・ドム(クムトールの家)」と呼ばれています。
このクムトール社がJICAが推進する一村一品運動についても協力したいと申し出ており、詳細をつめている段階のようです。
一村一品組合の集まりには参加だった同社に対し、メンバーからもあれこれと質問が飛びます。
同社とはどのような協力体制になるか、まだ今の時点では未定ですが、キルギス国内でも知られた有力企業なので今後の展開が楽しみです。
以上で会議の報告は終わります。
よい週末を!
ダスビダーニャ!