こんにちわ!
わたしの任地、カラコルはトレッキングの拠点として知られています。
先週末は、キルギスの山岳ガイド協会で活動している観光隊員がアレンジしてくれた
2泊3日のアラコル湖トレッキングに駆け込み参加してきました。
カラコル渓谷の景観
カラコルからオフロードバスで一時間半ほど走り、国立公園に到着。
歩き始める前からこの景色。素敵です。
このオフロードバス、ガタガタの山道をすごい勢いで登っていきます。
車酔いする人は要注意です(私以外の隊員たちはなんともないようでした)。
初日は生憎の空模様、アラコル湖湖畔でのキャンプを変更して、
その手前のクルダックトル渓谷で昼食後、そのままテントを設営することになりました。
ここ二週間ほどイベントが続いたこともあり、寝不足のわたしはテントで昼寝。
目が覚めたときには夕食が準備されていたという体たらく 苦笑
翌日は晴天、知床の斜里岳を思い出す川沿いの道を登っていきます。
上記の写真の滝の上にアラコル湖が広がっているはず。
心が躍ります。
アラコル湖は標高3,532メートルの高山湖です。
マリンブルーの湖面を見て、人は何を思うか?
もちろん、「泳ぐ」ですよね?!
湖畔でランチを取った後、湖を右に眺めながらゆっくりと出発。
今回のトレッキングの最高点、3,860メートルの峠に到着しました。
なんとこの雪の斜面を、アイゼン無しで降りました。
道具ありきのトレッキングに慣れきっていた私は当然びくびく。
最初はロープを伝って歩き、傾斜が緩くなった後はシリセード(撮影:S隊員)
道具無くても山って登れるのね~、とキルギス的登山にちょっと開眼した思いでした。
この後はアルティンアラシャンまで緩やかな下りです。
二日目の幕営地までには諸所の事情で到着が夜9時近くになってしまいました。
夜8時ごろまで明るいキルギスの夏とはいえ、やはり暗い中でのトレッキングは消耗しました。
私達の食料を運んでくれているバイケ(小父さん)は、さらに遅い到着となったため
10時過ぎの夕食を食べた後、温泉は翌朝に持ち越しました。
山を歩いた後の温泉、それも朝風呂は温度、水質(硫黄)共にサイコーでした。
アラコル湖のブルー、お花畑の紫、白、黄色、オレンジ等々キルギスの自然の色が
くっきりと記憶に残るトレッキングでした。