この時期になると、戦後〇〇年記念と称して色々と戦争当時の映像やドラマが放映される。

積極的に見るわけじゃないけど、気にはなる。

この仕事を始めた当初、戦争体験者はたくさんいた。というか、そんな体験をした人たちと話をしていた。
初めて勤務したところは富岡製糸工場の近くだったから、施設へ入所される方には製糸工場で働いてた方、特に女性は多かった。
男性では戦地に行って命辛々帰還したした人もいた。
田舎だったらどちらかと言うと疎開で受け入れる側だったみたいだけど、それでもあの時代は酷かったし大変だったと。

あれから20年近く経過して、そんな体験を覚えてる人たちも少なくなった。
自分のばーさんもその一人ではあるが、もう認知症がひどく、そんなことを思い出せるレベルではない。

貴重な語り部が少なくなって行く。でも我々はその意思を引き継ぎ戦争のない世の中にしていかなくちゃならないと思う。

この時期になると毎年思う。老人ホームに勤めてるからかなぁ...考えさせられる。