新宿 その2 ゴールデン街のマリア | 温故知新 YEBISU NOTE

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今や外国人で賑わう新宿ゴールデン街。
(とは言えそれは本年2月までの事になりつつあるが、、、)








自分もゴールデン街が好きなのだが、初対面同士で
他愛もない会話する薄っぺらな付き合いが好きなのだ。




 そのゴールデン街でマリアと呼ばれる女性がいる。




佐々木美智子さん





彼女の人生は波乱万丈 。

北海道生まれ。子供の頃から反権力、
20代で結婚するが早くに離婚。夫との生活に不満があったわけではないし、美智子さんが家庭的でなかったわけでもないが、結婚生活 よりも、別の
人生を求めたのでしょう。ご主人とも円満?な形での離婚だったようです。

美智子さんがたどり着いたのは、新宿。



ここで、彼女はまず、屋台のおでん屋。

まあ、場所が絡みますので、そのての妨害は頻繁に、美智子さんはなめられぬよう男装してたりしたらしいです。

彼女を援護したのは、街角の娼婦のお姉さんや路上生活者たちだったそうです。


おでん屋が起動にのりかけた頃、東京オリンピックを控えての新宿浄化 で そういう人達は次第に居づらくなってきます。

 
 偶然、おでん屋の客に誘われて撮影所で石原裕次郎さん専属なカメラマンになるつもりが

報道カメラマン 

当時、学生運動華やかなりし時代。その学生運動を取り上げるうちに日大の全共闘と交流するようになります。しかし、石原裕次郎のつもりが全共闘というのがユニーク。でも、石原裕次郎志向が全共闘になってしまうことはあらかもしれないけど、加山雄三志向なら全共闘に変わることは絶対にないような気がします。





 美智子さん自身公安警察に目をつけられるようになります。



 学生支援もあってゴールデン街のママに、なぜゴールデン街なのか?(当時の美智子さん)

学生運動の活動家を支援。公安に目をつけられる学生たち。その彼らが

狭い路地が逃げるのには都合が良い。屋上から屋根づたいに逃げられるということらしいです。



美智子さんは彼等と時間を共有したその頃は遅れてきた青春時代だったと言います。



中でも


ゲストの映画監督 足立正生さん。
若い頃はケンカ太郎と呼ばれ、日本赤軍と合流してレバノンに渡り、そこで服役経験もあるという強者。実際、かなりケンカは強かったらしいです。


もしかしたら、やはり公安に目をつけられてたのが災いしたのか、、美智子さんが次に向かったのは、

パラオ
に日本兵遺骨収集に




パラオという国。現大統領は日本人の血をひくナカムラ大統領だと思いますが、今回は触れられませんでした。


そこで、足の悪い老人を見て手助けしたら、その人大富豪。気に入られて、あるお店を任されます。
それが新宿の高級クラブ



このお店には、筒井康孝、原田芳雄、松田優作、
山下洋輔といった面々が常連さんとして通いました。




しかし、なかなかとがったお客さんも多かったようです。店内では殴り合いのケンカもしょっちゅう😅

おみっちゃんこと佐々木さんが言うには、お互い憎みあったわけでなかったということで、陰湿さのない熱い男達の溜まり場だったのでしょう。

左翼もいれば右翼もいる。(右翼と言っても今のネットウヨクなどという輩とは全く違う人達でしょう)

まあ、そんなんだから、またまた公安に呼び出されたりして、そこも辞め、次は

ブラジル


リオのカーニバルが見たくて向かったつもりが
現地で沢木耕太郎さんなど日本語の本を貸し出す図書館を運営したりするのですが、著作権トラブルなどあり、撤退。

そして、再びゴールデン街へ




マリアというより、ブッダだとあるお客さんは言います。






ご存知の方も多いと思いますが、「逆転人生」という番組でこの佐々木さんの人生に惹きつけられました。

彼女に惹きつけられた方々は多かったようです。
お店には、多くの芸能、マスコミなどの有名人のサインも数多くありそのことがよくわかります。



前回取り上げた、柚木佳恵さんともシンクロするように思えました。

すごく
 というものが確立されている
方々のように思えました。


しかし、コロナ騒動で
新宿歌舞伎町 もピンチですねえ。早期の終息を願うばかりです。