温故知新 YEBISU NOTE

温故知新 YEBISU NOTE

ブログの説明を入力します。

  1939年、フランク・キャプラ監督。この監督流石に旧すぎてあまり知らなかったのだが、「或る夜の出来事」 をはじめ、アカデミー賞監督賞を3度もとっている!

当に往年の名監督であろう。

 今回の作品は、古典として1度は観るべきという声もあり、NHK

の名画劇場にて録画。ジェームズ・ステュワート主演だが、流石に若々しい(笑) あとは、旧すぎて知らない俳優さんばかりだが、この時代の女優さんたちからは、より高い気品を感じる。1939年は

公開から80年以上経つにも関わらず、その名がいまだに色褪せない作品が多い「風とともに去りぬ」「駅馬車」「オズの魔法使い」

、、、、、それらの中で「スミス都へ行く」も政治の世界に対してコミカルに切りこんでゆく。爽快感溢れる作品!モンタナでボーイスカウト?かな、、まあ、そんな活動を指導して子どもに大人気のスミスはなぜか(笑)突然に、欠員補充の国会議員として、首都へ向かう!実は、周りの議員達が、自分らの法案を通しやすくするために、政治の裏事情は知らなそうで純粋無垢、それでいて子ども達には絶大な人気を誇るスミスの操りやすそうな雰囲気に目をつけたのだ。大して政治家に向いてないように思えるスミスが、人心を掴んで、本人の意思とは離れたところでトントン拍子に出世して、それを周りが利用するのだろうか?とちょっとスリリングな気持ちでみてたのだが、やや意外な方向に進みだした。政治家として初の法案提出として、子供達のためにキャンプ場の設置を提案しようとするが、なんとその場所は、スミスを利用しようとする人々が、ダム建設を目論む場所であった!

当然、周りは場所を変えるようスミスに迫るが、無垢なスミスは

相手の魂胆(利権絡みのダム建設)も知らないし、知ったところで応じる気持ちなどない。やがて、スミス不在の場でダム建設は進められる。スミスは町の有力者が政治家を利用して利権絡みのダム建設を進めようとしていると議会に告発しようとするが、逆にキャンプ場こそスミスが利権で進めているとでっち上げられてしまう。スミスは窮地に追い込まれるのだが、、、終盤は議会が戦いの場となり、孤軍奮闘するスミスは自らの潔白を証明できるか!!後に、「アメリカの良心」的存在となるジェームススチュワートの若き日の迫真の演技に注目❕





今までは、表面上の建前論でして、本音はこれからであります。

またまた、関係ないことも書きますがグラサン口笛グラサン口笛グラサン口笛グラサン口笛グラサン口笛


映画の結末はお決まりの爽快感溢れるハピーエンドといってよいラストでして、、、要は、孤軍奮闘のジェームススチュワートが、敵の心も動かすということで一件落着しました→彼の熱意によって、彼を陥れようとしてた人が陥落する。


これって、一昨年にあった某県知事の出直し知事選を連想させる感じがしました。というのは、現職知事による、公益通報への不適切な対応などのパワハラ疑惑で自殺者も複数出て、議会は百条委員会で追及したり、辞職勧告を決議して出直し知事選に発展したのでしたっけね。TVは知事のパワハラ、おねだり体質を散々報道して、ネット民はそれに呼応するように、知事を糾弾し続けた。しかし、個人的に思ったのは報道されるおねだりやパワハラに対しては、どれも大したことはないじゃないか、知事にそんな体質はあっても別にそんなタイプって結構多いやろと思えたし、職員の自殺の原因とかに結びつく情報は出てきてないし、議会もマスコミも的外れな追及ばかりしてるような気がしてた。そしたら、その知事選に「自分の当選が目的ではない」とか言って出てきたT氏の策略で潮目が変わりだし、一旦、辞職した知事への見方が正反対の方向(知事は悪くない、悪いのはマスコミと古くからの利権政治)→知事は旧態依然とした利権政治に対抗しようとしていた!という方向ににいきだして、知事の再選となった。



 あの選挙で、熱狂的な知事支持者が大量に生まれたようだが、そんなタイプの人達が、この作品を観たとしたら、大熱狂するのではないかと思えた。


 結局、何が言いたいか?あの選挙戦で、最初は知事を悪者のように糾弾しながら、T氏の登場後は

あまりにも簡単に、策略にはまって、今度はマスコミを糾弾して、知事は悪くないんだ。ヒーローなんだとでもいうような態度になった人が目茶苦茶多いようだが、当に「感情移入しやすい人達」だと思えた。扇動されやすい人にも思える。

自分自身はちょうどその人達と正反対だと思ってる。→最初はTVが、知事を叩き過ぎやと思ったが、T氏が登場後は、兎に角、T氏ほど胡散臭い人間はいないし、なんでそんなのに易々と彼を信じるのかが判らなかった。→要は知事とかT氏のような人物はいくらでもいるだろうし別に彼らを批判する気はない。しかし、カリスマを求め偶像崇拝しやすいタイプの人々に対してはうーんと思ってしまう。そして、そういうタイプの人達がこの作品を見たら、大感動するような気がする。

 

 俺はどうかというと、映画としては、一流の監督、一流の俳優で引き締まった作品であったが、その人達が、遊び感覚で作り上げた感じではないかな~。その年のアカデミー賞作品賞にはノミネートされてたみたいだけど、作品としての質よりも、多くの観客への受けの良さは意識してたのかな。

ただ、当時の議会の戦法とか、ワシントン、リンカーン、ジェファーソンなどの歴代大統領に触れられてたのは勉強になった!