先日幕を下ろした第13回公演『双鱗姫』
お話が少々複雑だという意見もありましたので
ご覧になったお客様の記憶が新しい内に、改めて登場人物を紹介し
「なるほど、そういう事だったか」と納得して頂くのと同時に
もう一回我々の事を思い出してもらっちゃおうという企画。
なお、激しいネタバレ、さらには劇中で全く触れなかった設定を含んでおりますので
「自分の中の人物像を崩したくない」
「見損ねたので再演を期待している」
「DVDになったら観るつもりだった」
という方々は読まないで下さい。
さて、それでは始めて参りましょう。
ここでご紹介する一人目は
主人公、漁部櫂

写真の真ん中。劇団員、小泉匠久が演じました。
今回のお話は童話『人魚姫』をモチーフにしてるわけですが
櫂は原作で人魚姫に助けられる王子様にあたります。
海に囲まれた小さな国「伊蘇」の領主、漁部泉水の息子にして次期領主。
父に代わって国を治める自信を持てずにいるゆとり世代。
不治の病に臥せった父親を救うため、不老不死の霊薬「人魚の肉」を探しており
その調査の航海の中で海賊に襲われ、嵐の海に落ちてしまう。
それが『双鱗姫』のお話の始まり。
生まれてこの方、女性と付き合ったことはなく
ヒロインの鱗と出会うまでは女の子と手をつないだ事もなかった。
夢の中で助けてくれた人魚に一目惚れしてしまうあたり
現代に生きていたら、入院先の看護婦さんを好きになってしまうタイプ。
ついでに言うと、彼の中で女性と人魚は同じ位出会う確率が低い。
趣味は海辺に体育座りをして夕日を見る事。
特技は誰にも気づかれず、いつの間にか姿を消す事。
ラストシーンで三国の兵士から追われる事となった彼は、己の特技を使って姿を消し
その後彼を見た者は誰もいない。
ちなみに、彼の名前「櫂」は船を漕ぐオールの事。