(社)日本ポケットチーフ協会 発足の経緯と意味。 | ポケットチーフを世に広める男のブログ。

(社)日本ポケットチーフ協会 発足の経緯と意味。

昨年、私が個人的に立ち上げた

(社)日本ポケットチーフ協会。


Facebook上である方からこの協会の発足についてのご意見を頂きました。
恐らく当協会の発足に際し、不明な点や不快にさせている、またはご迷惑をおかけしている方々も
いらっしゃるかも知れません。

発足した経緯や、なぜフィックスポン・ジャパン(株) が全面バックアップしているのかを長々と記させて頂きます。


まずフィックスポンに関して。


所詮何処まで行っても一見は“簡易ポケットチーフ”という便利アイテムです。

今現在、日本で愛されているスーツ自体が、スタイルなども少しずつ“日本仕様”になっており、TPOも時を重ねるごとに変わってきていることは皆さまご存じかと思います。


その中で、なぜかポケットチーフというファッションが日本で定着していないことも現実です。
市販の簡易ネクタイやホック留めの蝶ネクタイも、元々需要がありファッションとして定着しているものからの“簡易化”ですが
フィックスポンに関してはその逆で、ポケットチーフの需要がない(知らない人が多い)現代だからこそ、そういうファッションがあることを認知してもらうきっかけやお洒落に見える楽しさを知って頂くために、そしてまず胸ポケットから布切れを覗かせることに抵抗を無くしてもらうことに重点をおいて開発されたものなのです。



次にポケットチーフ協会発足について。

フィックスポンという簡易ポケットチーフを専門に扱っている会社が
ポケットチーフ協会を立ち上げるという紛らわしい行為に対してはお詫び致します。


これは私が約3年間ポケットチーフに関わるお仕事をさせて頂いて
全国の百貨店様、そして十年数年以上ポケットチーフをご愛用されてきた方々等にアドバイスを頂いて、個人的に発足しなければと思い立ち上げたものなのです。



しかし“今”のポケットチーフの在り方はイタリアンクラシコブームによって
少しずつ「自由」になってきております。

私の動かそうとしている日本のポケットチーフ文化というものは
いわゆるイギリス式(フォーマル式)だけでなく
イタリアンクラシコ的なビジネスやカジュアルでも利用できるような概念を含むものを現代日本のニーズに合わせた道しるべを確立する機関として「(社)日本ポケットチーフ協会」を運営したいと考えています。



最後にフィックスポンという商品を扱っている会社が、

このような機関を立ち上げてしまい、結果、紛らわしい表現になったことをお詫びいたします。
また、今回ご意見を頂いた方に関わらずポケットチーフをこよなく愛する方々やご関係者にとって不愉快な思いをさせてしまっている事がございますなら心よりお詫び申し上げます。

私が行っている行為が間違っているか正しいか、それは今後の日本のポケットチーフファッションの動きを温かい目でお見守り頂き、ご判断頂けると幸いです。



この発足に対して賛否両論だとは思いますが、

まずは一方的に私の考えを知って頂きたく協会のウォールに記した私の文章を当ブログ用に変換しシェアさせて頂きました。


勘違いして頂きたくないのは・・・
この度の機会を下さいました、当協会を発足した事に対してのコメントを頂いた
今回ご意見を頂いた方へ向けてではなく、同じ思いの方が幾人もいらっしゃることと思い、あえてこの場でもご回答させて頂きました。
皆さんのご意見も頂ければ幸いです。


まだまだ小さな存在でございます。

どうか温かい目でお見守り頂けますよう宜しくお願い致します。



フィックスポン・ジャパン株式会社
代表取締役 川口 祐也