瀬戸内海に浮かぶ無人島で、地元の小学生たちとサバイバル体験をした。
"嵐で船が沈み、体ひとつで泳ぎついた"という設定である。
何度か夢見たことのある、無人島で美女と二人きり、ではなくて小学生四人というのが少し残念だけど、仕方ない。
まず何から始めるか、みんなで相談した。
それぞれ、水の確保、食糧、火をおこす等の意見が出たけれど、雨が降りそうだったので、何よりもまず屋根作りから始めようという事になった。
どんな時も体を冷やさない事。熱が奪われた時、生命が終わるのだから、体の保温がサバイバルの基本。
人は体温を失わないために、着て、食べて、作っている。
生命維持の最低条件は、熱を奪われないことなのだ。砂原に向かって傾いている松の木に、流れついているゴミの中にあったビニールシートを繋ぎ合わせて雨よけの屋根を作り、柔らかい草を集めて床に敷きたきびつめた。
何とか雨はしのげた、しかし始まったばかりでもある。