ヒーローインタビュー | ぽちのブログ

ヒーローインタビュー

イ『放送席!放送席!今日のヒーローインタビューは高橋選手です!2024年の移住ヒーローおめでとうございます!』

俺『ありがとうございまーす!!』

イ『移住して3ヶ月、振り返ってみていかがですか?』

俺『最高でーす!!』

イ『どこかで、聞いたことあるフレーズですね。具体的にいうとどういうところが最高ですか?』

俺『そこが難しいところなんですよね。語彙力なさすぎて全然伝わらないんですよ。例えば山が見えるこの景色がたまらん、っていうとするじゃないですか?相手からすると『ふーん、山が好きなんだ』になっちゃうんですけど、別に僕は山好きじゃないんですよ。登山とか無理だし。ただ、毎日山が見える風景がめちゃくちゃ心を癒してくれるんですよ。富士山見ると、あ!富士山だ!ってなるじゃないですか?ああいう感じですかね?入社後最初3週間現場研修があったんですけど、すげーつらかったんですよ。デスクワークしかしてこなかったんで。あ、高校卒業して就職した1社目では玉掛けの免許取って門型クレーンとか操作する業務もありましたけどね。その後はデスクワークだったもんで。あ、誘導車乗って箱根も三国も大月も行きましたけどね。んで、こっちきて現場研修に慣れるまではすげーつらかったんですけど、帰りに運転しながら夕焼けと山の景色見ると、山が今日もおつかれさんって言ってくれてる気がして、すげー癒されるんですよ。なので、山がいいと言うだけじゃ伝わらし、癒されたと言っても、ふーん、なんですよ。』

イ『なるほど(ふーん)、山以外には何かありますか?』

俺『(くっ。)人がみんな、めちゃくちゃ優しいです!移住ランキング上位の道府県みたいで、テレビでもよく取り上げられたりしてるんですけど、その中でも取材を受けてた移住者みなさんが本当に人が良いってコメントしてました。普通に知らない人でも挨拶してくるし、職場以外でも、どこに行っても基本みなさん親切です!郵便配達の人とか、もう、まさに郵便屋さんって呼びたくなるくらい届けにきてくれた時に日常会話しちゃうぐらい、良い人すぎます!』

イ『なるほど。ふーん。』

俺『声に出ちゃってますけどね!まぁ、そうなるんですよ。なので、これはここに移住した人にしかわからない感覚なのかもしれないですね。ただ、妻もこの街をめちゃくちゃ気に入ってくれてるんですね。全国どこでもいいよとは言ってくれていたし、ウチの嫁ならどこにいってもきっと大丈夫だろうと信じてはいたものの、僕の勝手な決断に付き合わせてしまったので、さすがに全く心配してなかったわけではないので、それが一番安心しましたね。』

イ『確かに奥様のことは大きな安心材料ですね。仕事のほうはいかがですか?』

俺『3週間の研修後にデスクワークに戻って2ヶ月強が経ちましたが、システムエンジニアとしてどんなシステムを任されたとしても、不便なものを便利にしたいと挑む姿勢に変わりはないので、違和感なくやれていますね。』

イ『業務の難易度という点ではいかがですか?』

俺『今の会社は新聞でDX関連の表彰を受けたこともあったり、システム本部長さんもググると出てくるような有名人なので、やはり最初は構えましたけど、実際のところDXや内製化やってるところは最新技術バンバン使ってたりしますが、そうでないところは、え?まだこのレベル?みたいなとこはあったりして、私が配属されたのは後者の部署なので、難易度としては、低いのかもしれないですが、この低いレベルを高いレベルに上げていく活動をしなければならないという意味では難易度は高いかもしれないですね。』

イ『仕事面でのストレス状況はいかがですか?』

俺『さすがに仕事をしていればストレスはありますよ。同じチームの1人は今月末で退職ですし、直属の上長は今月入ってからメンタルで長期休養になってしまったせいで、入社3ヶ月目でやらせねーだろっていうようなことやらされてるので。』

イ『それって、ストレスあるどころか一大事じゃないですか?』

俺『特に問題なくやれてるこの状況、当たり前じゃねーからな!って言いたいですね。』

イ『北海道出身のどこかの狂犬みたいですね。』

俺『まぁ、退職する人は、僕が入る前から退職が決まってたみたいですし、直属の上長も以前から傾向はあったようですし、その方のメンタルの原因は明らかですし、キャパ以上のことさせられてたでしょうし、まぁ仕方ないかな、と。前から言ってるとおり、どんな状況でも、自分にやれることしかできないんだって割り切るだけですね。』

イ『そのような状況でご自身のメンタルは大丈夫なのですか?』

俺『妻からも、「あんたは大丈夫、嫌な人いたらやっつけちゃうからね。」と言われてるので大丈夫なんでしょうね。以前は家で愚痴りたくないので仕事のことは話さないようにしてましたけど、最近は妻が一番の飲み友達ですね。上司が病んだぞ!とか話を聞いてもらってストレス発散してます。』

イ『話を聞いてもらうのはストレス発散の方法の一つですよね。っていうか、変な人いたらやっつけちゃうんですか?』

俺『やっつけちゃうは語弊があるんですけど、昔から嫌だなー、嫌だなー、怖いなー、怖いなーって思うと、そう思う相手がいつの間にかいなくなってくれるんですよね。』

イ『なにがわなにじの夏の怪談話みたいですね。』

俺『そうですね。ついてるのか、もしくは、憑いてるのかわからないですけど。まぁ、↑の明らかな原因の人もデスノートには書いておいたので、多分大丈夫だと思います。』

イ『一瞬うまいな!も思いましたけど、デスノートは怖いですね。ご自身にも何か被害はあったのですか?』

俺『私にはないですよ。突っ込まれるような報告の仕方をしないので。あとその人も相手を選んで言ってるんじゃないんですかね。まぁ、その人が言ってることも正しい時もあるんですけど、相手を選んで言うタイプって好きではないので、ポアですね。』

イ『いや、ポアはやばい宗教の世界じゃないですか。』

俺『冗談ですよ。あと、本部長さんが気にかけてくださって、昼飯食ってる時とかちょいちょい話しかけてくれたりするので、救われてますね。やっぱりわかってる人は抑えどころがうまいですよね。ポアのやつの件も、そこをどうするかが俺の仕事だから、とはっきり言ってくれました。やるやる詐欺のどこかのタコに聞かせてやりたいですね。という感じです。ただ、依存すると裏切られた時のショックが大きいのでそこは気をつけてますけどね。あと、そろそろ慣れが出てくるので気をつけなければいけないのは、例え周りの人より上手くできたとしても驕ってはいけないという点ですね。それでも、どうしても過信してしまいそうになることがないことはないのですが、「相手がお前のことを奢ってると思ったらそういうことなんだ。」という若い頃厳しく指導いただいたあの言葉を心のどこかに必ず置くようにしています。』

イ『素敵なアドバイスだったんですね。ちなみに前職では出世志向が高いことで有名でしたけど、現職ではそのお考えに変わりは無いですか?』

俺『そこは早くも悩み始めてるところではありますね。誤解を恐れずに言うのであれば、中途でヒラ採用ですけど、やる気を出せば長くて5年、短ければ3年以内には部長までは上がれると思います。さきほどの話の通り、チーム運営としては統率が取れていない状態なので、俺だったらこうするかなーとかはどうしても経験上考えちゃいますよね。
ただ、久しぶりに平社員やってみたら楽なんですよね。平社員の方に対しては失礼な発言かもしれないですけど。下衆な話をしちゃうとヒラなのに年収ベースで前職より100万近く年収があがる算段なんですよ。そもそも基本給から換算する時給が高いから残業時間たいして多くなくても残業代結構もらえるので。これを知ってしまうと管理職に対する魅力って何なのかなって思ってしまうんですよね。前職まではサラリー増やすためには上に上がるしかないと思ってたんですけど、毎年の昇給もちゃんもあるみたいですし、まぁ、自分のスペックを考えたら俺のサラリーこんな感じで満足かなーって。あと、もう一つの理由として、部下を持つってことは部下の人生の一端の責任を持つぐらいのことだと今まで思ってやってきたので、その責任感をもう一度持てるかどうかというところが今後の一つの判断基準かなとは思いますね。田代さんからはトップ獲れと言われてるので、悩ましいところではありますが。』

イ『田代さんというと?』

俺『唯一無二の天才ですね。もう退職されましたけど、前職の常駐先の部長さんでした。今まで仕事で見てきた中でこの人には敵わないって思った数少ない人です。頭の中覗いてみたいと思うぐらい思考速度がとんでもないのと、出てくる解が全部ぶっとんでました。こっちきて転職初日に無事出社をご報告したのですが、『きっとうまく行く』の8文字のメッセージで世界一僕を安心させてくれた僕の人生に最も大きな影響を与えた方の1人です。その後に、『トップ取れとは行ったけどあんまり気張らずにな』とフォローくれるところも。この写真のハンカチは田代さんと仕事をさせていただいていた時に田代さんの会社からもらったもので、大事な会議がある時に持つようにしていたのですが、そのジンクスは今でも続けています。』

イ『なんかそういうことしなさそうなのに意外っすね。ちなみに東京時代はバカみたいに飲みに行ってましたけど、最近はいかがですか?』

俺『いや、なんすか、急にくだけましたね。バカみたいには失礼ですけど、飲みは本当に減りましたね。仕事関係の飲みは月に一回あるかないかですね。以前ならまずは飲みニケーションだろと思ってバンバン行ってましたけど。今回同じ入社日の中途採用が8人いるんですね。以前だったら同期会やりましょう!ってやってましたけど、一瞬うずくものはあったものの、やめました。唯一同期に面白そうな少し年下の男の子がいたので、サシで行っただけですね。予想通り面白い人だったのですぐに意気投合しました。それぐらいですね。件の上司も毎日ため息ついてたので、ガス抜き誘ってみようかなとも思いましたが、部下から慰められたところでなーとか思ってやめました。ホント変わったというか、ひょっとしたら過去の自分が自分らしくない自分で、今の自分が本当の自分かもしれないし。そこも含めて人生を楽しんでいます。』

イ『そうなんですね。そういえばゴルフお好きでしたよね。ゴルフはされているんですか?』

俺『年始に父と行った以来ゴルフクラブ全く触ってないんですよ。前職ではゴルフ=仕事の一環、みたいな感覚があって、辞めた理由の一つもゴルフと密接していないようで、していたりするので、嫌なことを思い出すからという意味でもゴルフを避けているのかもしれないですね。現職でも誘われましたが、移住したばかりで今は休日は妻との時間を大切にしたいのでという大義名分使って断りました。まぁ、現職はお偉方が主催しているコンペとかも、取引先との接待ゴルフとかもなさそうなので、自分がやりたいと思うまでは無理にやらんでもいいかなという感じですね。逆に田舎にきて妻のゴルフ欲が高まってきてるので、妻とは行くかもしれないですが。』

イ『まさしくワークライフバランスが充実しているということですね。』

俺『バランスが何対何だと充実しているのかがわからないですけど、充実してはいますね。私の場合は、ライフ7ワーク3ですね。』

イ『結構ライフの割合が大きくないですか?』

俺『24時間中、8時間仕事するとするじゃないですか?そしたら7:3ですよね。バランスのことを考える時に、5:5から考えるから7:3だとライフに偏ってるように考えてしまう思うんですよね。実はさらに土日祝日その他休暇含めたらライフ8:ワーク2でもいいぐらいなんですよ。睡眠時間も含めてライフなので。』

イ『なるほど、正論ストレートバンバン打たれて面白くないので、話を戻しますけど、さきほど以前の職場ではそれだけの思いで管理職をされてきたということは、以前の部下の方とか気にならないですか?』

俺『今まで誕生日を聞いた人の誕生日は全て登録していて、毎年メッセージ送っていましたけど、誕生日だなって思ってもメッセージ送るのはやめました。ただ、元気に暮らしてくれていたらいいなとは思いますけどね。だって、どこに行って何をするのか言わずに去った奴から誕生日おめでとう!って、言われても、はっ?ってなりません?』

イ『どこに行って何をするか言わずに去ったんですか?』

俺『ですね。逆に聞きたいんですけど、なんで言わなければならないんですかね?なんか言わないと失礼な奴みたいな文化、日本にありますよね?』

イ『あの人、どこどこに行った先で元気に暮らしてるかな?とか気になるからではないですか?』

俺『そうなのかもしれないですね。ただ、前職ですごく嫌だったことが、噂が大好きなんですよ。部下と同じ職場で仕事をしていない現場が多いので、噂で評価が決まると言っても過言ではないぐらい。僕は悪くも悪くも目立つので、若い頃から人づてに自分の悪い噂をすごく聞きました。いや、悪さもたくさんしましたけどね。という経緯もあって、第三の人生に進むにあたって、不必要に噂が耳が入らないようにしたいなという思いがありまして。『あいつあんな田舎に行ってなにすんだろね。』とか言いそうな人とか頭によぎったりしますし。なので後輩達にも、誰が部長になったとか誰が外れたとか辞めたとか社長が逃げたとか、会社の話は一切連絡しないでくれとお願いしました。本人が出世したとか、結婚したとか、子供が産まれたとか、幸せな報告を以外を除いて。なので、そんな奴から誕生日おめでとうってきたとて、って思ってしまうんですよ。私の性格上。』

イ『かなり徹底してるというか、変わっているともいえますね。後輩さんから幸せな報告はありましたか?』

俺『ありました!前職の後輩から入籍しました!って報告くれたのは、すごく嬉しかったですね。あとそれ以外には、ふと送ったただの山の景色の写真から僕の行き先を突き止めた仕事関係の飲み友達2人がこないだウチに泊まりに来ました。怖いですねー、Googleレンズって。なぜ行き先を言わなかったとか問いたださないし、なんで自分たちがきたのかとか暑苦しく語るわけでもなく、ただただ前みたいにばかみたいに飲んで、定期的に来ますね!って言って帰っていきました。おもろい奴らです。』

イ『それだけ仲良かった人にも行き先言わなかったんですね。寂しいとかないんですか?』

俺『朝起きたら、産みの母親が家にいなかったり、育ての母親が親父にくそみたいなセリフ吐いてここは自分の家だと言い張って親父ともども家をしめ出された過去の経験から、今まで人に依存したり、寂しいって思ったことないんですよね。ひょっとしたら、死に際に目の前に誰もいなかったら、寂しいと思うのかもしれないですけどね。それも自分が選んできた人生なので、その間際でも後悔はしないのかもしれません。なんか人として大切な感情が欠落してるのかもしれません。すんません。』

イ『こちらこそ、そんな重たい話されるとも思わず、なんかすみません。質問変えますね。移住して不便なところとかはないですか?』

俺『新大久保のガールズバーに行けないことですね。』

イ『は!?ガールズバーとかここで言っちゃっていいんですか?』

俺『大丈夫です。妻公認ですし、妻も一緒に行きますし。韓国文化に触れることが目的ですので、許容してくれてます。私は一度も認めたとは言っていない、とも言ってまずが。』

イ『それを公認と言い切るとはなかなかヤバいやつですね。移住先にはガールズバーないんですか?』

俺『ありますよ。妻と行きました。ガールズもボーイズもいるのでミックスバーってとこですかね。』

イ『また奥様も行ったんですね!すごいなホント。そこも韓国系ですか?』

俺『いや、こっちには韓国系ないんですよ。なので、日本人ですが。お店に飲みにきてた20歳そこそこの女の子3人組と仲良くなったんですけど、こないだウチにご飯食べにきました。会うの2回目なのにウチに泊まっていきました。』

イ『それは私も行きたいですね!いや、失敬。初対面の人達が会うの2回目で泊まるってすごいですね。』

俺『ですね。おじさんおばさんと遊んでくれてありがたいです。地元の子達なのですが、やはりこの子達も心根が優しい感じがします。何百回でも言いますが、ホントに良い人が多いんですよ。田舎の人からしたら当たり前かもしれないですが、20年ぐらい東京砂漠に慣れすぎてしまったので、この田舎の当たり前に慣れるのはしばらくかかると思いますね。むしろ慣れたくないです。この幸せを噛み締めていたいので。』

イ『そのほかに不便なことはありますか?』

俺『まだ美味しい焼肉屋がみつけられないんですよ。実家が焼肉屋だけあって、焼肉にはそれなりのこだわりがあるので、難しいところですね。焼肉難民です。』

イ『美味しい焼肉屋さんがみつかるといいですね。今後の抱負などはありますか?』

俺『以前から何も変わらないですね。一度きりの人生を楽しむ。反省はしても後悔はしない。自分にできることだけをする。一生懸命でもなく、頑張るでもなく。全てのことに対して、それだけです。まだ四季の一つを終えただけですし、一年通して過ごしてみないとってのもあるし、石の上にも三年ですから先はわからないですけどね。できれば大好きになったこの土地を終の住処にしたいなと思うので、身の程以上のことを求めず、逆に惰性だけの日々にもならないように、小さな幸せを集めながら日々を過ごして生きたいです。あとは自分以外のことで言うと、田舎にきてもチャリンコで移動してる妻に車を買ってあげたいですね。本人はいらないとは言ってますけど、やっぱり田舎の道を自転車では危ないですし、行動範囲が狭まるので。行動範囲を広げると視野も広がるので、こっちで持ち前のお化けコミュ力を活かしながらいろんな経験をしてほしいですね。』

俺『わかりました。それでは最後にファンのみなさんに一言お願いします。』

俺『いや、ファンではないですけど、巷で流行ってるSNS離れに倣って、facebookの投稿は今回で引退しようと思います。とっくにオワコンだったので山谷さんに楽しみにしてるって言ってもらってなかったらもっと早くやめてたと思います笑笑笑
今まで毎回長文読んでくださってありがとうございました!』