初めての転職 | ぽちのブログ

初めての転職

高校卒業して就職した鉄鋼系運送会社に

勤めて6年経ったある日職場にWindows95がきた。

それまで鉛筆で書いていた配車表。

ドライバーさんが見やすいように客先ごとに

並べて書くために、一度書いた後に新たな仕事が

入ってきては消しゴムで消して書き直していた。

配車表をExcelに変えた時の感動は今でも覚えてる。

並び替えがこんなに簡単にできるなんて!!

それからはもうのめり込んで、不便だったものを

どんどん便利にできることが楽しくて仕方なかった。

そういう仕事いいなー。なんて思ってたある日。

友達が、

『親父が勤めてる会社が人探してるらしいよ』

って話があって、履歴書作って送って、

面接行ってトントン拍子で話が進んで

話をもらってから1カ月後には転職してた。

(前の会社には急すぎるって怒られたけど)


それから10年経ったある日。

一度目の結婚の時に相手の子供が

少年野球をやってたので、それを機に

会社の野球部を辞めて少年野球の

コーチをすることに。


野球部の先輩にその話をしていたら、


『お前は野球でウチの会社に入ったから

他の奴が野球部辞めるのとは違うんだよ』

って。


『いやいや、違いますよー。

郡司(友達)に転職したいんだよねー。

って話したら、親父が人探してるよって、

それで僕、この会社に入ったんですよー

IT系に興味があっただけで、野球部に

入ったのは後付けですよー。』


『だから違うんだって。

その前にお前、ウチの会社の野球に

助っ人できたことあっただろ?

その時に、宮寺が『彼、いいっすね』って。

それで郡司部長に話して、その話が始まった

んだよ』


『いやいや、あれは俺から動き出した話で。。。

え?え?え?え?

えーーーーーーーー!!!!????』


人生で一番頭の中に?マークが駆け巡ってた。


自分で自分の人生を変えたつもりだったのに、

まさか実は他の力が働いてたなんて!!


めちゃくちゃ鳥肌立ちました。


思い返せばなんで宮寺さんて、なんで俺にだけ

こんなに厳しいんだろうって思ってたし、

榮代さんがサッカー部と二足の草鞋履いてて

俺も誘われたから行ったらすげー怒られたし

一時期は反抗してたときもあったと思う。

自分が気に入って入れたのであれば甘やかして

もいいぐらいなのに逆に厳しくするとか、

思い返せば男の中の漢すぎるでしょ。


去年会社辞めるって暴れまくった時も、

ソッコー電話かかってきて、

『言うこと聞け、いいから撤回しろ』

って、

『すみません、宮寺さんの言うことでも、

これだけは聞けません』

って、泣きじゃくりながら謝って。


半日泣き続けて涙も枯れた夕方に突然ピンポン

鳴ってカメラ見たら宮寺さんで。

『顔見たかっただけだから』

って、玄関先でお菓子渡して帰っていった。

『そういやお前とゆきさん(嫁)、甘いもの

嫌いだったな』

って、そこまで知ってくれてるし。


それからもうすぐ一年。

昨日会社入ってから初めてサシ飲みしてきた。

21年間、あるようでなかったサシ飲み。

その後の状況を話して、背中押してくれて

めっちゃいい時間過ごした。


そんな中、

『昨日嫁に、『こうすけと飲みに行くんだ』

って話したら『よかったね』ってそれだけ

言ってくれたんだー。』

って。

その瞬間、2人で目に涙溜めながら、

『あぶないあぶない!』

ってめっちゃ泣くの我慢した。笑

年齢足して96歳のおじさん2人が

飲み屋で泣いてたらやばいでしょ笑


まこさん(奥さん)も昔よく野球部の応援

きてくれたからよく知ってるし、

宮寺さんもことあるごとに

俺の話をしてたみたいだから、

『よかったね』

に含まれる本一冊分の物語を噛み締めながら

2人で日本酒飲みました。


昨日宮寺さんと話して、



結論出たかも。


結論の話はまたいつか書きますね。