前日の17時に病院で吐き気止めのセレニアを注射したのですが、21時からまた嘔吐で苦しんでいたので夜中1時に吐き気止めのプリンペランとガスターを飲ませました。3時には効き目が切れてまたハーハー息をしながら吐き場所と決めているダイニングテーブルの下に敷いている薄いラグに苦しそうに震えながら伏せるので寒いんじゃないかとカイロを貼った毛布を掛けてまわっていました。
トイレに伏せた時にはオシッコするのに足腰が立たなくなったのかと驚きましたがオシッコはしていませんでした。
記録に写真を撮ったのですが、トイレに伏せている写真が最後の写真になってしまいました。
亡くなる前日から神経障害症状が出ていました。
顔の前に手が近づくとビクッとしたり物に顔が近づいた時に大げさにおののくので最初は目が見えづらくなっているのかなと思っていましたが、病院に行った時に先生から神経障害症状だと教えて頂きました。
それを聞いて、もう残された時間が短いんだなと思いました。
セレニアの注射は皮下に直接注射するのがベストでしたが効き目もいまひとつなので先生に教えて頂いた私の気が楽な方の点滴をした後にラインから翼状針を外して翼状針に注射器を繋いで投与する方法をしようと思っていました。
前日の点滴が7時だったで6時に点滴をしたかったのですが震えも調子の悪さも最高潮だったので点滴中に気持ち悪いと可哀想だと思い、6時に意を決して直接セレニアを注射器で注射しました。
いつも皮下点滴する箇所の毛はバリカンで剃っていたのですが少し伸びてきていたのと初めての注射器での注射なので刺し口がハッキリ見えるようにバリカンで剃ってから注射しました。
上手くできましたがちょっと痛そうでした。
30分くらいしてセレニアが効いてきたら点滴をしようと思っていたのですが荒い息をしながらもベッドでグーグー寝てしまったので起きるのを待っていました。
待ってる間には点滴をした後にまだ試していないロイヤルカナンの流動食を10ccでも強制餌食してみようと考えていました。
7時45分頃に起きてきてベッドから出てこようとしたら壁やTV台に突っ込んで行くので脚がフラついて変な方向に行くのかなと思い、軌道修正するのに手を貸したらそのままソファーの足元に横になって崩れ落ちたので発作だと思い時計を見たら7時45分でした。
痙攣することも鳴き声をあげることもなく目を見開いて後ろ左脚だけがピーンと伸びていました。
過去2回の発作の時みたいにお腹を大きく動かすこともハーハーいう事もなく。
亡くなったのが分かりませんでした。
呼びかけても目も動かさないし無反応で左胸に手を当てると僅かに鼓動がありました。
生きてるの？
思わず心臓マッサージをして鼻に息を吹きかけて人工呼吸をしました。
でも途中でふと、このまま逝った方がポチコは幸せなんじゃないかと頭をよぎり止めました。
まだ温かくて生きてるのか死んじゃったのかよく分かりませんでした。
これがポチコの最期でした。
全く苦しまなかったです。
ずっと壮絶な死を覚悟していました。
安楽死も考えていました。
最後までトイレもちゃんとできたし、歩けたしコロッと亡くなったしで想像とは正反対の幸せな最期でした。
あまりにもあっけなさすぎて、最後にお別れを言う事ができなかったのが心残りですが残された私が辛くないようにしてくれたのだと思います。
前日の21時前にソファーに乗せてと催促して添い寝してくれたのがお別れの時間だったのだと思います。
この時間に亡くなって本当に良かったです。
もう少し遅かったら点滴して強制餌食してしまって後悔で押しつぶされていたと思います。
11年25日の犬生でした。
ポチコお疲れ様！頑張ったね。
ポっちゃんありがとう。
ポティは私の人生の一部。
ポコちゃんはこれからも何にも代え難い宝物。
まだ寝ているかのようで喪失感がないです。
固くて冷たいので触ると実感するのですが、側にいるので悲しくないです。
ずっとこのままにしておきたいのですが、そうもいかないので明日1/14(土)の14時に荼毘に付します。
思い出す事があったら空を見上げて見送って頂けると幸甚です。