水曜日。 

6年生ちゃんの庭に、
真っ赤な薔薇が 
咲きました。


「せんせーい!」
と言って 
差し出してくれた
6年生ちゃんは、
去年は5年生で、
おととしは
4年生でした。

来年は中学生だなんて、
子供の時代は、
どうして、駆け足で
過ぎていくのでしょう。

大人だって
駆け足で時間が過ぎていることには
目をつぶっていますが。

生徒ちゃんたちの
貴重な
子供時代を
一緒に過ごすことが
出来るなんて、
センセイは、
ピアノの先生になって
良かったなあと、

真っ赤な薔薇を
見ながら、

しみじみ
思うのでした。