5年生ちゃんの
お庭から
5年ちゃんと一緒に
やって来た
真っ赤な薔薇。

5年生ちゃんのママが
見事に
咲かせました。


その日のレッスンでは、
「まだ先の話だけれど」と、
発表会の曲の提案をしてみました。

去年の5年生ちゃんは
無邪気に「難しい曲がいい!」と
言って、
まだまだ指の届かない曲を
弾きたがっていたのに、
今回は、提案した曲に
「これは、ちょっと難しすぎるよ」なんて
言うのです。

少しずつ、
少しずつ、
オトナになるということ。

心の奥の何かが、
無邪気さを呼び込んで
代わりに
恥ずかしさや遠慮がちな気持ちを
外に出そうとすること。

知識は
たくさん積まれていって、
柔らかかった身体は
ほんの少し、固くなって。

5年生ちゃんが
5年生なのは今年だけ。

5年生ちゃんの
今年の発表会の曲は
何になるでしょう。

楽しみだね。