おはようございます.

カズです。



本日の記事


高浜原発の再稼働反対の仮処分決定について

福井地裁は14日、原子力規制委員会の新規制基準は「合理性を欠く」として、基準に適合していても再稼働を認めない決定をした。原発運転禁止の仮処分は全国初。決定はすぐに効力を持つ。
との事です。司法が、政治に関与しては、いけない事だと思います。

画期的な判決で よくぞ、権力者からの圧力に負けず、勇気ある判決だと思います。

新規制基準そのものの 合理性が、否定されたことになります。これは、大きな影響が、これから あると思います。


そして、


先月の3月に 福島も人々の詩を吉永小百合さんが朗読したCD

第二楽章 福島への思い

が発売されたことについて述べたいと思います。




吉永さんが初めて被災地に足を運んだのは、大震災から二ヶ月になろうとする5月9日でした。


最初に訪れたのは、宮城県の名取市 、松島 でした。

建物も骨組みもそのまま残っている様子にショックを受けたそうです。



もともとは、1986年から原爆の事を風化させないために 原爆詩の朗読会を全国で毎年、定期的に行なわれていました。


そうこうするうちに福島の原発事故が起こり 朗読する詩の内容が原爆詩プラス福島の詩という形に自然と変わっていったそうです


そして、今までの朗読会での人との出会いから 原発難民の詩 の著者 佐藤紫華子さんの詩集を朗読会にて読むようになりました。

吉永さんは、一人でも多くの人に福島の詩を聴いていただきたいという思いから13年3月から 朗読をCDか出来ないかと思うようになったそうです。

朗読会を通して、未だに、遠く故郷を離れて 避難生活を送っている人や仮設住宅で不便な生活を送っている方が、あまりにも多いことが、わかり、再び、ショック受けられます。

原発絡みの多いスポンサーを抱えている大手の出版社やレコード会社は、難しいと思っていましたが、吉永さんの想いに共感されたビクターさんが、出版に協力して下さって、ようやく実現したそうです。




ふるさと

     
            佐藤紫華子


呼んでも 呼んでも 届かない

泣いても もがいても、戻れない

ふるさとは 遠く 遠のいて

余りにも 近くて 遠いふるさと

あのふるさとは 美しい海辺

心の底の 涙の湖に ある

 

吉永さんの言葉、


時間というものは、残酷なもので決して忘れてはいけない事も時として風化させてしまいます。

被災地、とりわけ福島で起きたこと 今もなお、起き続けていることを絶対に忘れては、いけない風化させてはいけないと強く思い福島の詩のCD化に取り組むようになりました。

原子力については、これまで 平和利用という心地のいい言葉が使われてきました。私も、どこかで怖いと思いながらも原発を受け入れてきました。

でも、4年前の事故で心からサヨナラ原発を願うようになったのです。政府は、原発を再稼働されることを容認することだけでなく、新たに原発を作ることも、考えているように見受けられます。

経済よりも、最優先すべしは、人間の命 そして、人々の生活だと私は、考えますし、政府には、被災された方たちに、もっと救いの手を差し伸べてほしいと思います。


その一方で原発をなくせばエネルギー不足で生活や国の発展に支障があるという意見が、あることも承知しています。

そうゆう方々にも是非、今回のCDを聴いていただいて 福島の方たちの声に耳を傾けていただければと思っています。

被災地と被災された方たちについては、これからも寄り添って自分に出来ることをしていきたいと思います。危険だと思いながら、原発をずっと見過ごしてきた自分への懺悔の思いもありますので。

芸能界という仕事上、原発に関わるスポンサー企業と関わることの多い立場でありながら、この御歳で勇気をもって正しいと思うことを自ら、発信して 朗読会を通して実戦される行動力に頭が、下がります。




吉永小百合さんは、美しいだけでなく 非常に人相が、いいののも他の方と違う 活動をされているからかもしれませんね。

他人だけでなく、天の神様もきっと 吉永小百合さんを応援されている様な気がしました。