宮崎でキハダマグロ、記録的豊漁のワケとは…鹿児島・口永良部噴火が影響か? | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
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http://www.sankei.com/west/news/150619/wst1506190022-n1.html
2015.6.19 08:25更新

宮崎でキハダマグロ、記録的豊漁のワケとは…鹿児島・口永良部噴火が影響か?

 宮崎県日南市の油津港で、キハダマグロが記録的な豊漁となっている。周辺に漁場がある鹿児島県・口永良部島の噴火直後から水揚げの数が目立って増加。ことしに入ってから半年で既に昨年1年分を超え、関係者からは噴火の影響を推測する声も出ている。

 日南市漁協によると、この時期の主な漁場は口永良部島に近い屋久島や、種子島の近海。5月29日の噴火の数日後に水揚げの数が急増し、6月11日には2010年以来5年ぶりに、1日当たり800匹を超えた。ことし1月から今月17日までは約1万9千匹となり、約1万7千匹だった昨年1年分を上回った。

 日南市漁協の高橋重美業務部長は「噴火で海中のプランクトンが巻き上がり、餌となる小魚が増えたのではないか」と推測、今後1カ月は豊漁が続くとみる。

 一方、宮崎県水産試験場の林田秀一副場長は噴火との関係は不明とし「漁場付近では5月下旬から6月上旬にかけて黒潮の蛇行があり、速まった海流にマグロが集められた可能性もある」との見方を示す。

 水揚げされた多くは1キロ約600円で競り落とされ、東京や大阪、名古屋などの市場に出荷される。