もんじゅがいつ動くか分からない。約900億円を掛けて途中で終わっており、税金を無駄 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://www.daily-tohoku.co.jp/life/2014070701002214.html
デーリー東北新聞社:ONLINE SERVICE:もんじゅ研究施設の活用見直しへ 燃料再処理とは別の用途検討:

 下村博文文部科学相は7日、高速増殖炉もんじゅの使用済み核燃料の再処理を研究する「リサイクル機器試験施設」(RETF、茨城県東海村)に関し、核燃料サイクル研究とは別の活用方法を検討する方針を示した。RETFを視察後、記者団に対し「もんじゅがいつ動くか分からない。約900億円を掛けて途中で終わっており、税金を無駄にすることになる」と述べた。

 日本原子力研究開発機構が所有するRETFは、もんじゅ実用化のめどが立たない中、現状では使い道がない。特殊な研究施設のため、別の用途が見つかるか不透明だ。

 下村氏は「衆院決算行政監視委員会と会計検査院の両方から、別の活用方法がないのか指摘された」と強調し、文科省と同機構で具体的な対応を考えるとした。

 RETFには主に国費から建設費や維持費など約900億円を投入。2000年に施設が完成し運用可能だが、もんじゅが稼働せず、使用済み燃料からプルトニウムを取り出す研究が始められずにいる。

 下村氏はこの日、同県大洗町の高温工学試験研究炉(HTTR)なども訪問。政府のエネルギー基本計画に開発推進が盛り込まれた次世代原子炉「高温ガス炉」研究の進捗状況を確認した。