福島の子、肥満傾向続く=原発事故で、運動不足や生活変化 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
2013/12/13 20:39JST
○福島の子、肥満傾向続く=原発事故で、運動不足や生活変化―学校保健統計・文科省

 福島県の幼稚園年長から高校3年までの13学年のうち、6学年で肥満傾向の子どもの割合が全国最多だったことが13日、文部科学省の学校保健統計調査(速報値)で分かった。昨年度に割合が急増しており、同省や福島県教育委員会は、原発事故による屋外活動の制限や避難、転校による生活習慣の変化の影響が続いているとみている。
 年齢と身長から算出した標準体重より20%以上重い「肥満傾向児」の割合は、福島が13学年全てで全国平均を上回り、小1、3、5、中2、高1、高3の各学年で最多、残る7学年でも2~4番目を占めた。
 東京電力〈9501〉福島第1原発事故の前の06~10年度では、全国最多は多くても1学年だけだったが、昨年度は7学年に急増した。
 県教委によると、放射線の影響を懸念し屋外活動を一部制限した公立校は、今年5月時点で全体の7%の56校まで減少したが、運動不足の解消には結び付いていない。健康教育課は「体力向上だけでなく、食生活の指導なども強化したい」と話している。
 全国平均では、肥満傾向児の割合は11年度以降ほぼ横ばいで推移。身長(高3男子170.7センチ、同女子158.0センチ)もここ10年余り横ばい、体重(高3男子62.8キロ、同女子52.9キロ)は06年度以降やや減少傾向が続いている。
 ◇福島と全国の肥満傾向児の割合
年長 (2) 4.66 ( 2.43 )                      
小1 (1) 7.63 ( 4.05 )  中1 (2)13.70 ( 9.62 )  
小2 (3) 8.82 ( 5.42 )  中2 (1)13.31 ( 8.42 )  
小3 (1)11.71 ( 6.80 )  中3 (2)11.96 ( 7.85 )  
小4 (2)12.76 ( 8.26 )  高1 (1)15.45 ( 9.58 )  
小5 (1)16.66 ( 9.47 )  高2 (4)12.43 ( 9.07 )  
小6 (2)14.01 ( 9.37 )  高3 (1)14.12 ( 9.35 )  
※丸数字は全国順位、単位は%。かっこ内は全国平均                
(了)

[時事通信社]



http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013121300742
福島の子、肥満傾向続く=運動不足や生活変化-学校保健統計調査・文科省

 福島県の幼稚園年長から高校3年までの13学年のうち、6学年で肥満傾向の子どもの割合が全国最多だったことが13日、文部科学省の学校保健統計調査(速報値)で分かった。昨年度に割合が急増しており、同省や福島県教育委員会は、原発事故による屋外活動の制限や避難、転校による生活習慣の変化の影響が続いているとみている。
 年齢と身長から算出した標準体重より20%以上重い「肥満傾向児」の割合は、福島が13学年全てで全国平均を上回り、小1、3、5、中2、高1、高3の各学年で最多、残る7学年でも2~4番目を占めた。
 東京電力福島第1原発事故の前の06~10年度では、全国最多は多くても1学年だけだったが、昨年度は7学年に急増した。(2013/12/13-17:13)