ドイツ銀行とUBSなどは、ユーロが年末までに1.2000ドルに下落すると予想 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援

5/3 06:38(ダウ・ジョーンズ)2日の外国為替市場では、ユーロが下落した。
欧州中央銀行(ECB)は、政策金利を過去最低水準に引き下げ、追加緩和の可能性も示唆した。
 ECBは市場の予想通り、指標貸し出し金利を0.25%引き下げ0.5%とした。
ただ、ドラギECB総裁は追加利下げの可能性も否定せず、マイナス金利についても
「予断を抱かない」と述べた。
マイナス金利になれば、ECBへの準備預金に対して銀行が実質的に金利を支払うことになる。
 ユーロ圏を悩ましている成長低迷への具体的な取り組みをドラギ総裁はほとんど示さず、
これも投資家の失望を誘った。

 シティグループのストラテジスト、スティーブ・イングランダー氏は
「利下げのような緩和行動をとりつつも、
ユーロ圏経済をどのように刺激するかという難しい問題に対処していない、
と投資家は受け止めている」
と語った。
 当初は、ECBの利下げが景気刺激寄りの措置と解釈され、ユーロが買われた。
だが、ECBの政策姿勢はすでに極めて緩和的で、
経済成長に必要な銀行融資を促すために中央銀行ができることには限度がある
とドラギ総裁が発言し、
ユーロは上げ幅を急速に解消した。

ユーロは、日中高値の1.3220ドルから、1.3037ドルまで売り込まれた。
 一方、この日発表された米失業保険新規申請件数が5年ぶりの低水準をつけ、円安・ドル高となった。それでも、4月の米雇用統計の発表を3日に控え、心理的に重要な1ドル=100円の節目にはまだほど遠い。ここ数年のように、1-3月期は好調だった米経済が春に減速したかどうか、投資家は雇用統計に手掛かりを求めようとしている。

NY市場終値 2日16時50分 (1日16時50分)
ドル 97円96-00銭 (97円34-38銭)
ユーロ 1.3063-66ドル (1.3184-86ドル)
英ポンド 1.5529-34ドル (1.5558-62ドル)
スイスフラン 0.9348-52フラン (0.9270-72フラン)

ユーロ 127円99-04銭 (128円36-38銭)
豪ドル 100円41-48銭 (100円05-10銭)
英ポンド 152円12-23銭 (151円46-54銭)
カナダドル 96円89-98銭 (96円59-65銭)
NZドル 83円17-26銭 (82円69-77銭)


201305030456 日足ゆろえん下げトレンド開始.png
$乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援



5/2 23:07(ダウ・ジョーンズ)欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏政府の構造改革不足を補うことも、
市中銀行のバランスシートを立て直すこともできない。
マイナス金利は「先入観なく」検討する。このようなドラギ総裁の発言は、
ECBが身動きできないというありのままの事実を述べたまでだ。
ただ、経済情勢の正確な描写である一方、
1年前の「スーパーマリオ」再来を期待していたユーロ強気派が聞きたかった内容ではない。
米国の週間失業保険申請件数が予想より好調だったこともあり、
ユーロは現在、日中安値に近い1.3085ドル前後で売買されている。
3日発表される米4月の雇用統計が好調なら、ユーロ強気派はとどめを刺されることになりかねない。


5/2 22:51(ダウ・ジョーンズ)HSBCの為替ストラテジスト、ダラ・マヘル氏はダウ・ジョーンズ経済通信に対し、
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が預金ファシリティーでのマイナス金利に言及したことが
ユーロ急落の原因になったと話した。
「(ユーロ安への)急激な転換は、マイナス金利に言及したこと自体が引き金になった。
ECBはこれまで(マイナス金利を)『未知の世界』に似たものだとの認識を示していた」
という。
マヘル氏によると、市場はマイナス金利が次の一手になる可能性があると考え始めているもようだ。
ドラギ総裁が記者会見で「先入観なく」マイナス金利を検討すると発言し、
ECBの利下げで1.3220ドルの日中高値をつけたユーロが一転、1.3076ドルで日中安値を更新した。現在は1.3094ドル前後で取引されている。



http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MM0NYP6K50XU01.html
ドイツ:4月インフレ率1.1%、約2年半ぶり低水準-EU基準
  4月29日(ブルームバーグ):ドイツの4月のインフレ率は前月から低下し、約2年半ぶりの低水準となった。欧州中央銀行(ECB)は3日後に政策金利を決定する。
独連邦統計庁が29日発表した4月の消費者物価指数 (CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準で前年同月比1.1%上昇と、伸び率は3月の1.8%を下回り、2010年8月以来の低水準となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト19人の予想中央値は1.7%上昇だった。4月の指数は前月比で0.5%低下した。
北ドイツ州立銀行(ノルトLB)のエコノミスト、イエンス・クラマー氏(ハノーバー在勤)は「この日のデータは、ECBが今週利下げする土台を築いた」と述べ、「ユーロ圏のインフレ率は想定以上に速く低下し、経済センチメントも悪化していることから、金利引き下げ派が有利となるだろう」と続けた。
ECBは定例政策委員会を5月2日に開く。政策委メンバーからはユーロ圏の景気支援とリセッション(景気後退)脱却に向け、利下げ に柔軟な姿勢が示唆されている。
政策金利は現在、過去最低の0.75%。ブルームバーグのエコノミスト調査では、70人中44人が今週の利下げを予想している。   
この日の統計発表前に行われた別のエコノミスト調査によれば、4月のユーロ圏インフレ率は1.6%と、前月の1.7%から低下すると見込まれている。EU統計局(ユーロスタット)は30日に物価統計を発表する。
原題:German Inflation Rate Fell to Lowest in More Than TwoYears (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Stefan Riecher sriecher@bloomberg.net;フランクフルト Jana Randow jrandow@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2013/04/29 23:38 JST


5/2 03:24 (ダウ・ジョーンズ)米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)が5月1日に発表した政策判断の声明は次の通り。

 FOMCが3月の会合以降に入手した情報は、経済活動が緩やかに拡大していることを示している。労働市場の状況は、全体として、最近数カ月にいくらか改善したが、失業率は依然として高い。家計支出と企業の固定投資は伸び、住宅部門は一段と強まったが、財政政策が経済成長を制約している。主としてエネルギー価格の変動を反映した一時的な変化を除けば、インフレは委員会の長期目標をいくらか下回っている。長期的インフレ期待は引き続き安定している。

 法定の使命に沿い、委員会は最大限の雇用と物価の安定を促そうと努めている。委員会は、十分な政策緩和をもって、経済成長が緩やかに進展し、失業率が徐々に委員会がその二つの使命に沿っていると判断する水準に向けて下がると期待している。委員会は引き続き経済的見通しに対する下振れリスクを認めている。委員会はまた、中期的にインフレは、2%の目標か、それを下回る水準で推移する可能性が高いと予測している。

 より強い経済的回復を支援し、長期的に、インフレをその二つの使命に最も沿った水準に確保するために、委員会は、エージェンシーが発行する住宅ローン担保証券(MBS)を一カ月あたり400億ドルずつと長期国債を毎月450億ドルずつさらに買い続けることを決めた。委員会は、エージェンシー債とエージェンシーが発行した住宅ローン担保証券の持ち高の償還元本を、エージェンシーが発行する住宅ローン担保証券に再投資し、入札時に償還する米国債の更新する既存の政策を維持する。合わせると、これらの行動は長期金利に低下圧力を加え、住宅ローン市場を支援し、金融環境全般をより緩和的にするうえで役立つはずだ。

 委員会は、経済的および金融的展開に関する今後数カ月の情報に注視する。委員会は国債とエージェンシーが発行する住宅ローン担保証券の買い入れを続け、物価の安定との関連において労働市場の見通しが実質的に改善するまで、適切にその他の政策手段を講じる。労働市場やインフレの見通しの変化に応じ、適切な政策緩和を維持するために、委員会は買い入れのペースを高めるか低くすることに備える。資産買入の規模や速度および構成を決めるうえで、委員会は引き続き、経済的目標に向けた進展の程度とともに、そうした買い入れの有効性と代償を適切に考慮する。

 最大雇用と物価の安定に向けた持続的進展を支援するために、委員会は極めて緩和的な金融政策の姿勢が、資産買い入れ措置を終え経済的回復が強まった後もかなりの期間にわたり引き続き妥当であるだろうと予想している。特に、委員会は、フェデラルファンド(FF)金利の目標水準をゼロ~0.25%に維持することを決め、FF金利のこの並外れて低い水準は、少なくとも失業率が6.5%を上回り、インフレが今後1年から2年先の間に委員会が2%とする長期目標を0.5%以上も上回ることはないと見込まれ、長期的インフレ期待が十分安定し続けている限りは、適切だろうと委員会は現在、予想している。金融政策の極めて緩和的な姿勢をいつまで維持するかを決めるにあたり、委員会は労働市場環境の追加的尺度やインフレ圧力とインフレ期待の指標、金融情勢に関する測定値などを含むその他の情報も考慮する。緩和政策の解除を開始すると委員会が判断する際には、最大雇用と2%のインフレという長期的目標に沿った釣り合いのとれた取り組みを行う。

 FOMCの金融政策行動に対し賛成票を投じた委員は以下のとおり。ベン・バーナンキ議長、ウィリアム・ダドリー副議長、ジェームズ・ブラード、エリザベス・デューク、チャールズ・エバンズ、ジェローム・パウエル、サラ・ブルーム・ラスキン、エリック・ローゼングレン、ジェレミー・スタイン、ダニエル・タルーロ、ジャネット・イエレン。エスター・ジョージは、引き続き高水準の金融緩和が先行きの経済的および金融上の不均衡をもたらす危険性を高め、いずれ長期的インフレ期待を高める原因となり得ることを懸念し、政策行動に反対した。


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MM3MI06TTDS301.html
FRB、債券購入を年内に月500億ドルに縮小へ-調査
  5月1日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は市場からの債券購入規模を現行の毎月850億ドル(約8兆2700億円)から10-12月(第4四半期)に500億ドルに縮小する公算が大きい。ブルームバーグのエコノミスト調査が示した。
当局は金利の急上昇を招かない形で景気回復への自信を示すため、購入 ペースを緩める方法を見いだす必要があると元FRBエコノミストのマイケル・フェロリ、ジョゼフ・ラボーニャ両氏は指摘する。連邦公開市場委員会(FOMC )は債券購入の縮小に向けて3段階の戦略を取る可能性が高いという。
JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、フェロリ氏は「最初の縮小が金融引き締めサイクル の始まりだと誤解されるという心配がある」と説明。まず毎月500億-600億ドルに減らし、2回目の縮小で300億ドルに圧縮した上で債券購入を中止するのが「影響を見極める助走として十分だろう」と語った。
FOMC は2日間の討議を終える米東部時間1日午後2時(日本時間2日午前3時)に声明を発表する予定。ブルームバーグがエコノミスト47人を対象に4月25-29日に実施した調査では、今週のFOMCで購入ペース変更が決まると予想した人はいなかった。
ドイツェ・バンク・セキュリティーズの米国担当チーフエコノミスト、ラボーニャ氏は、無期限の債券購入プログラムを終了することはFRBにとって「未踏の領域だ」と指摘した。購入を約3分の1減らすことでFRBは経済や投資家の反応を測ることが可能になり、経済が上向けばFRBは購入縮小を継続できる一方、金利が上昇し経済成長を脅かせば、当局は緩和策を延長する可能性がある。
ブルームバーグのエコノミスト調査に参加したラボーニャ氏は「債券購入の縮小を市場がどう消化するのか見極め、混乱を最小限に抑える形で行う意向だろう」と述べた。
原題:Fed Seen Slowing Stimulus With QE Cut to $50 Billion byYear-End(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Joshua Zumbrun jzumbrun@bloomberg.net;サンフランシスコ Aki Ito aito16@bloomberg.net;ワシントン Catarina Saraiva asaraiva5@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/05/01 13:14 JST


5/1 13:16 (ダウ・ジョーンズ)欧州中央銀行(ECB)は2日の定例理事会で政策金利を引き下げる、
と多くの投資家が確信している。
こうした見通しは普通、ユーロの売りにつながる。だが、ユーロは上昇傾向にあり、4月30日には2週間ぶりに1.3187ドルの高値をつけた。
 ドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁は4月17日、ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、
経済指標で裏付けられればECBは金利を調整できると語った。
この発言を手掛かりに、ECBが昨年夏以来の利下げに踏み切るとの観測が高まり、ユーロはそれ以来1%上伸した。
5月1日の日本時間正午現在、ユーロは1.3165ドル近辺で取引されている。

利下げによりECBは、一部の欧州首脳が経済成長促進のための政策に軸足を移すことを認めるだろうと予想して、
投資家はユーロを買っている。
エコノミストの多くは、ECBが政策金利を0.25%引き下げ0.5%とすると予想している。
投資家は通常、利下げが近いと思われる場合には、その通貨を売る。
利下げで、その通貨で取引される数々の資産の投資利回りが低下するためだ。
しかし、ユーロにとっては、縮小しているユーロ圏経済の方が大きな足かせで、成長重視の政策はユーロ圏に対する外国からの投資を呼び込むだろう、
と資金運用担当者らは指摘した。

メロン・キャピタル・マネジメントの運用担当者、アンジュン・チョウ氏は
「利下げは成長安定に役立つ可能性がある。
ユーロ高は、そのことを反映しているのだ」と語った。
チョウ氏は当初、ユーロ安を予想していたが、過去数カ月にわたりユーロを買い、売り持ち高を解消してきた。
ECB関係者や欧州各国の指導者らが、財政削減よりも成長重視を支持する姿勢を示したので、チョウ氏はユーロの売り持ち高を削減している。

イタリアのレッタ新首相は29日、「財政緊縮ではもはや不十分だ」として、
減税や失業保障の増額など成長重視策の実施を約束した。
スペイン政府は先週、緊縮措置を緩和し、2013年の財政赤字削減目標を引き下げると発表した。

ECBの政策は予測できないことで有名で、
ECBが利下げしなければユーロは急落する可能性もあると投資家らはいう。
ECB関係者はこれまで、経済成長を促すのは個々の国々で選ばれた政府の役割だとして、
米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行に追随してゼロ近辺まで利下げする要請に抵抗してきた。
投資会社AGFの債券運用担当者、トム・ナカムラ氏は「ECBが何もしなければ、ユーロにとっては厳しい悪材料になるだろう」と語った。
 1回の利下げで回復が促されるとの見方はほとんどない。
欧州委員会の見通しによると、ユーロ圏経済は今年0.3%のマイナス成長が予想されている。
30日に発表されたユーロ圏の失業率は、3月に少なくとも18年ぶりの高水準にあたる12.1%に上昇した。
先週発表された各種の景況調査では、ユーロ圏全体で4月に製造業の生産が落ち込んだことを示した。

ドイツ銀行とUBSなどは、ユーロが年末までに1.2000ドルに下落すると予想している。

シカ・ウェルス・マネジメントの社長兼最高投資責任者、ジェフリー・シカ氏は
「利下げがあっても、経済成長に劇的な影響はないだろう」
とみている。ECBが何を発表しても、ほぼ2年間続けてきたユーロに対して弱気な見通しは変えないつもりだと語った。
それでも、資産運用会社インサイト・インベストメントの通貨取引ヘッド、ポール・ランバート氏は、
ECBがこれまで金融緩和政策の実施を渋ってきたことが、2日に利下げしてもユーロ安につながらない一因になると指摘した。
毎月大量の債券買い入れを含む積極的な景気刺激策を進めているFRBや日銀などの中央銀行と比べ、
ECBの控え目な政策は、ユーロにあまり圧力をかけていないと述べた。

ECBは昨年9月、必要ならばソブリン債を買い入れると約束したが、まだ一度も買い入れていない。
ランバート氏は「他の中央銀行が積極的で拡大的になっている世の中にECBは置かれているので、
ECBが利下げしただけで、ユーロが弱くなる可能性は少ない」と語った。
利下げで、利回りの高い欧州国債に対する需要がさらに高まる可能性もある。
欧州国債に対する人気が、過去1カ月にわたりユーロを押し上げてきた。
イタリアの10年国債は30日、利回りがほぼ3年ぶりに3.88%まで低下(債券価格は上昇)した。