1600年間で被害500回超 貴族や僧侶など知識人が記録 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130311/dst13031108380009-n1.htm
1600年間で被害500回超 貴族や僧侶など知識人が記録
2013.3.11 08:36 (1/2ページ)[地震]

 日本で被害記録がある地震は過去約1600年間で500回以上に及ぶ。太平洋側ではマグニチュード(M)8級の巨大地震が繰り返し発生し、日本海側や内陸でも至る所で大地震が起きており、日本の歴史は震災と復興の繰り返しだったともいえる。

 古い地震の記録は古代ローマや中国にもあるが、大地震の史料がこれほど残っている国は例がない。都が置かれた京都や鎌倉で記録が多いのは、必ずしも地震が多発したからではなく、貴族や僧侶など文字を書ける知識人がいたからだ。記録は動乱の戦国時代は焼失して少なく、江戸時代になると急に増える。八戸(青森)は沖合で地震が多いうえ、藩の記録がよく残っている。

 記録上最古の地震は古墳時代の416年。当時の都だった遠飛鳥宮(とおつあすかのみや)(奈良県明日香村付近)で揺れがあったと日本書紀に記されている。684年には大地震があり、多くの人が死傷し、土佐国(高知)では田畑約12平方キロが沈下して海になった。白鳳(はくほう)地震と呼ばれ、歴史上8回確認されている南海地震の最初だった。

 平安時代は京都や関東など全国で大地震が相次ぎ、東北では東日本大震災型の貞観(じょうがん)地震(869年)による巨大津波が襲った。自然災害は天皇の不徳が原因とされ、被災民に対する免税などの救済や寺社への祈願、厄災を避けるための改元がたびたび行われた。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130311/dst13031108380009-n2.htm
2013.3.11 08:36 (2/2ページ)[地震]

 地震は文化にも影響を与えた。平家滅亡の1185年に京都で被害が出た大地震は「平家物語」や世の無常をつづった鴨長明の「方丈記」に書かれている。

 戦国末期は中部・近畿で活断層による大地震が続いた。全国統一を目指していた豊臣秀吉は、内陸最大級の天正(てんしょう)地震(1586年)の揺れを琵琶湖沿岸で体験し、恐れをなして大坂へ逃げ帰った。さらに完成したばかりの伏見城(京都)が慶長伏見地震(1596年)で倒壊する憂き目に遭う。

 江戸時代になると海溝型の巨大地震が続発する。相模トラフでは関東で史上最大の元禄地震(1703年)が起きた。その4年後、南海トラフで東海・東南海・南海地震が連動する宝永地震が発生。東日本大震災に次ぐ規模のM8.6で、死者は2万人以上に及んだ。

 さらに幕末の1854年に安政東海地震と安政南海地震が2日連続で発生。前年にペリーが来航し、開港したばかりの下田が壊滅するなど幕府は大きな打撃を受けた。翌年は首都直下型の安政江戸地震が襲った。

 歴史地震に詳しい地震予知総合研究振興会の松浦律子部長は「地域の歴史に学び、過去と同じことが起きても対処できるように備えることが大事」と話す。