http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012041100708
浪江町が刑事告発検討=放射能拡散予測の公表遅れ-福島
東京電力福島第1原発事故で、放射性物質の拡散を予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)の情報が速やかに公表されなかった問題で、福島県浪江町の馬場有町長は11日、公表の遅れで被害が拡大したとして、刑事告発を検討していることを明らかにした。5月下旬までに結論を出すという。
浪江町では昨年3月の事故発生直後から、住民約2万1000人の大半が避難。町によると、約8000人が原発と反対方向の同町津島地区に一時逃れたが、実際には放射線量が高かったことが後で判明した。
馬場町長は「津島に行ってはいけないとなれば、別の避難地もあった。(公表遅れは)人道上問題だ」と話している。(2012/04/11-17:02)